きっかけは忘れたが、中学の頃からナイロンタオルより ボディブラシ派である。 そのボディブラシを買い換えるのが、実は一苦労。
まず店に並ぶ種類が少なすぎる。
普通2〜3種類、あっても5〜6種類で選べという方が無茶だ。 隣に並ぶボディタオルはその数倍あろうというのに。
ブラシは柔らかすぎても硬すぎてもいけない。 むしろ最初は硬めの方がちょうどいいくらいで、水を含むと 柔らかくなるものもあるからその辺も考慮しなければ。 柄は無論長いもの。
それと、白木のものは嫌いだ。 風呂場という超湿度の高い場所で、白木が白木のままでいることは 非常に難しい。あっという間に真っ黒になる。
そんなことを考えながら探していたのに、意に沿うようなものはない。 仕方がないから毛質のみ重視で白木のものを買ったところ、
…半乾きでブラシが落ちる。
ブラシ部分も白木だから、かなり音が響くらしい。 階下の台所で料理していた義母が驚くのも無理はないほどに。
そこで陰干ししてから瞬間接着剤でくっつけ、脱衣所で 柄を握って確認していたら
ガララ!
『入浴中』の札出しておいたのにうっかり開けたのは、義父。 戸に背を向けていたとはいえ、こちとら全裸である。
……ひえーん……。(泣)
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