祖父の授章祝賀会のついでに、鹿島神宮を散歩したくて6:00に家を出る。 6:50分発のバスは思いのほかスイスイ進んで、8:40現地到着。 バスを降りた途端、思いがけない寒さに身震いした。
鳥肌を立てながら1時間少々かけて散策し、駅前の喫茶店で一服。 冷えた体をコーヒーで温めつつ、気持ちを 臨戦態勢に切り替える。 会場は叔父が経営している料理屋を貸しきるときいていた。
何せこの祖父(彼の祝賀会だから仕方ないが) とことん自分が主役でなきゃ面白くないらしい。 周囲もそれを分かっているから、この日はぶっちゃけて言えば
じいちゃんヨイショの日なのである。
だからひさしぶりに会った従姉妹とも、あまりキャーキャー 言ってられずに祖父の家の台所で静かに旧交を温める始末。
その後会の方は、滞りなく実に和やかに終わった。 (カラオケ大会になった時だけ私はひたすら逃げたけれど) ただ、本当に意外だったのは祖父の挨拶の折に 祖母への感謝を述べたことだ。
周囲にしてみれば今までそんな言葉、殆ど聞いたことがないため かなり驚いた様子だった。
もっと早く言ってあげりゃいいのに というツッコミつきで。
何はともあれ、最初は少々気が重かったが 祖母がニコニコしながら『みんな集まってくれて嬉しいよぉ』と 何度も言うので、行ってよかったかな。と。
終わり良けりゃすべて良し。
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