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何も思いつかない■2006年11月21日(火)



正直、本当に分からない。
何を書いたらいいのかな?



先生の想いが詰まってるこの日記に、私の事をどう書けばいい?



わかんないけど、一昨日電話で話してて思った事を、とりあえず書くよ。





私は初めて自分から子供の話をしたね。
急に話したくなったの。



その時私は聖書に出てくる十戒の話を思い出した。



十戒の話の中で、一番印象に残ってる話。



振り向かずに走れと言われて、人々は皆がむしゃらに前を見て走るの。
ただただ前を見て。



振り返った人は、塩の柱にされてしまう。
皆それが怖くて振り返らず同じ方向に走って行く。




小さい頃からこの話はクソだ、そう思ってた。



だってね、私は振り返ってしまう人の気持ちが分かるから。


自分の大切な人がちゃんと走っているか、塩の柱にされていないか、私は確かめたい。


例え塩の柱にされたとしても構わない。
大切な人の無事を見守りたいと願う事が罪になるなら、神様なんてクソだ。テメェの創造した世界で生きるのなんて真っ平御免だ。




私は振り返るよ。
ちゃんと確かめるよ。
先生が私の事を大切に大切にしてくれたから、その日々を時々振り返るよ。




前だけを見てただ走れ!
そんな事に何の価値があるんだ?



忘れないように、見失わないようにできるなら、喜んで塩の柱になってやろうじゃないか。




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