蒼粒子

2005年08月06日(土) 『姑獲鳥の夏』鑑賞

『姑獲鳥の夏』映画見てきました! ちゃっかり『SHINOBI』のチラシももらってきましたよ! …原作を大胆にアレンジ!…って、結局エロ削除じゃ……。まあいいけどさ。美しい映像美で見せる愛の物語じゃ、風太郎じゃない気が。マジでやるなら成人指定で(嘘)。
それはさておき『姑獲鳥の夏』ですが、見終わったあとの私の感想。

「わたしはアホか──!!!!!」

ちなみに友達Tちゃんの感想は、
「ちょっと出過ぎ」

見た人ならわかると思いますが、これから見る人のためにネタバレはしません……。

ハッキリ言ってあんまり期待していなかったのです。一緒に行った友達はかなり熱烈な京極ファンなので、すごく楽しみにしてたんだけど……私は原作を10年くらい前に読んだっきりで、内容も細部までは覚えていない状態。で・す・が! 良い意味で裏切られました!
思った以上に面白かったです。原作の雰囲気も、ファンの気持ちも、すごく大事にしてたと思います。三次元の京極堂(建物の方)が見られたのはちょっとした感動でした。ほとんどがセットらしいのですが(眩暈坂も)、丁寧に作り込まれていて、ストーリーのテンポも良くって、池辺(何故呼び捨て)の音楽も良かった。
役者さんは見る人それぞれイメージが合わないとかはあるかもしれないのですが、私は「この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君」
イケてるやん、堤真一!!! どーもこの人を見るたびにJACの3文字が頭をちらつくのですが、今回はそんなこともなく、着流しも似合ってたし、まずまず。
しかし、原作は分厚いのに、2時間そこそこで大幅に省略するでもなくストーリーが収まっているのは、分厚さのほとんどが蘊蓄だから……? いや、細部まで覚えていない自分が何を言ってるんだか。
エノさんはもうちょい、エキセントリックでも良かったかなー。
パンフレット買ったんですが、京極さんのコメントはもちろん、綾辻さんも寄稿されてたりして、けっこう買いでした。


 < 過去  INDEX  未来 >


里村朋佳

My追加