会いたくて - 2003年05月14日(水) 仕事絡みで、通勤中「涙そうそう」がエンドレスで流れてます。 音楽の授業で使っているので、楽譜を読むのが面倒な私は、聞いて覚えようってわけなんですが。 当然かも知れませんが、その歌の歌詞が頭の中を回ります。 「会いたくて 会いたくて」 ここまでは、一緒かも知れない。 誰かに頼りたくて、しんどくて仕方がない今、「会いたくて」とは思うのだ。 問題は「誰に?」ってことだろうな。 「君への思い・・・」とつながる、具体的な「君」がわからない。 「関係保留」なんてことを、今の私にやることのできる君に、 頼ることや甘えることなんて、考えられないしねぇ。 誰でもいい。 頼らせてくれて、甘えられて、安心できる人に、 今、会いたい。 今、助けて欲しい。 今、支えて欲しい。 私の勝手な想いに「涙そうそう」という感じでしょうか? そして、そんな存在、私なんかに、あるわけないだろう、と、 分かっていることにも「涙そうそう」。 もの心ついた頃から、利用価値のない、相手の期待に添えない私には、 存在価値がないことくらい、気が付いていたよ。 私自身でなく、私の付加価値が評価されて、それによって、人が寄ってきて。 私本体に対してでは、決して、ないんだよ。 自分のことで手一杯で、人に迷惑さえかけるような状態の私に。 利用価値のない私に、人が寄ってくることなんて、有りはしない。 私には、甘えられる存在も頼れる存在も、何もない。 昔、母が妹に対して言った言葉。 「この子は笑っているだけで、世の中、渡っていけるだろう」。 それを聞いた私。 裏を返せば、私は笑っているだけじゃ、世の中渡っていけないんだと思った。 私自身に存在価値自体はないのだから、利用価値がないと、価値がないのだと。 子ども心に、はっきり、そう感じてしまった。 子どもの頃の、家族の記憶なんて、 忘れたいからか、ほとんど思い出せなくなってきているというのに。 そういう言葉の端々は、はっきり、覚えている。 望んでも得られないものを、なぜ、望んでしまう? 何度、言い聞かせても、ふと気が付くと、望んでいる。 自分がかなしくなるだけなんだから。 何も感じずにいることが、一番楽なことなんだよ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「関係保留中」のはずなのに。 「明日、何時に出発?」「今日は電話大丈夫」などのメール。 すでに、酒の入っていた私。 電話しちまったのがバカだった。 「保留」っていったいなんやねん。 「保留」にするなら、本当にそーしてくれ。 中途半端に、神経立てられて。 「明日早いやろうから、早く寝ろ」だと。 ついでに「電話してくれって、仕事先からメールが入っているから」と電話を切られた。 どーでもいいけどね。 どっちみち所詮「保留」の関係。 もともと無かったものなんだから。 私の概念では「保留」というのは、一定期間、一切連絡しないことを意味していたんだが。 どーでもいいよ。 今日だけ早く寝ようったって、連日、日付が変わってから寝ていたものが、急に寝られるわけもない。 君のように3時間睡眠はしていないけど。 5時間睡眠くらいが、ここしばらく続いているんだから。 もっとも、君より遙かに多い、休日はしっかり寝込んでいたけどね。 君より条件の悪いところで、 いつ首になるか不安定なところで、 睡眠時間も短くて、休日も少ない仕事でもしない限り、 君に愚痴言えやしないでしょ。 私なりに、修学旅行が終わったところで、仕事山積み状態は何も変わらないったって、 単に、私の仕事能力が劣っているだけのことでしょう。 いったい、何がしたくて、メールなんかくれたわけ? よけいに寝るのが遅くなるだけじゃない。 30分じゃなく、50分ほど電話に付き合ってくれたようだけど。 何も、満足した気分はないよ。 さらに、複雑な気分がましただけだよ。 こうしているうちにも、時間だけが過ぎていくね。 -
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