海に降る雪...marin-snow

 

 

私は私、君は君 - 2002年04月10日(水)

とても基本的なことを、すぐに忘れそうになる。


私以上に不安定になっている君に、私がリンクしたところで、
君の問題は君がけりを付けるしかない。
いくら私が君の体と心を心配したところで、君が無理をするのは仕方のないこと。
君が死のうが、生きようが、私にどうにかできる領域ではないんだ。

そのことを忘れちゃ、いけないんだ。


私は私で生きていける。
彼も彼で生きていける。


そうでなければ、両方潰れるだけなんだ。

君は私を生きる理由にしているけれど。
私にはそれが重くなってくるよ。

毎晩、長電話しているけれど。
そろそろ保たなくなっているよ。

自分の生活もあるんだよ。
私も、自分のことだけで、一杯一杯なんだよ。
でなきゃ、心療内科もカウンセリングも行ってないって。

たまたま安定した仕事に就いた後で、今のような状態になったので、
今より嫌な状態にならないために、仕事を続けているだけで。
安定している訳じゃない。
余裕がある訳じゃないんだよ。

いくら、君が
「甘えて欲しい」「頼って欲しい」「長女ぶらないで欲しい」「カウンセラーぶらないで欲しい」といっても、
今の状態の君と話していると、無意識にそうなっているんだよ。

そうなるから、私は、医者とカウンセラーと薬がいるような状態になっているんであって。

だんだん、話すこと自体がしんどくなって、保たなくなるよ。


私は私で、何とかする。
君は君で、何とかしてよ。


一人で生きられないもの同士、一緒にはやっていけないでしょう。

結婚しようが、子どもができようが、人は孤独を感じる生き物なんだと思うよ。
生きること自体が、孤独なんだと、私は思うよ。

だから、誰か側にいて欲しいと、求めもするのだろうけれど。

いくら側にいても、本当は。

生きる哀しみや孤独はなくならないんだとも、思っているよ。

愛する人が側にいるのに、孤独を感じることの方が、
一人で孤独を感じることより、しんどくてつらいと思うのよ。


一人で生きられないのなら。
人と一緒にも生きられない。


私はそう思っているよ。


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