-殻-

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2007年07月09日(月) 恋に似ている

僕の腕の中にすっぽり収まってしまうおまえ。
抱き締めると躰を仰け反らせて、シャツの肩口を握りしめるおまえ。

いつも散々泣いて、散々叫んで、ごろごろと床を転がって、
邪気の欠片もない笑顔できらきらと笑うおまえ。
小さな、生命のかたまり。

笑って欲しくて、僕を見て欲しくて、手に触れて欲しくて、
安らかすぎる寝顔を見ていると息をしているかどうか不安で、
どうしようもなく手がかかるのに、いつまでも一緒にいたくて。

おまえがいない、ほんの一週間は、ぽっかりと穴が開いたみたいな時間。

ずいぶん長い時間を僕は一人で過ごしてきたはずなのに、
いったい一人で何をすればいいのか、どうやって時間を潰していたのか、
何故か全く思い出せないんだ。

ただ、おまえの温かさに焦がれている。
こんな気持ちを、ずっとずっと前に感じたことがある。

そう、この気持ちは、恋に似ている。




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しんMAIL

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