-殻-
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箱の中の常識は、社会的ではありえない。
不特定多数の暗黙の了承と妥協の中にだけ、社会性が存在する。 外界との軋轢なしにそれを獲得することはできず、 客観性のみが定義することに意義があり、価値がある。 だからと言って、君が「そうである」必要はない。 「そうであるように振舞う」ことだ。 「常識的に考えたら」というのは、君が考えるのとは違う。 君は、君の思うように考え、感じ、動けばいい。 少なくとも、この許された空間の中では。 そして外に出るときに、 服を着るように、社会性を纏えばいいんだ。 例え誰かが下世話に興味本位で、君のその服の下を想像したとしても、 露出しなければ想像の域を出ることはない。 君は君を変える必要はないんだよ。 ただ、隠す術を身に付けること。 それが本当の君をも守ることになる。 でも、この例えはあまり良くなかったかもね。 寝てると無意識に服を脱いでしまう君には、ね。 INDEX| PAST| NEXT | NEWEST |