昨日は京大アカペラサークルのライブに行ってきました。４時間近くという長丁場だったのでちと腰が痛かったですが、非常に楽しい時間を過ごすことが出来ました。いやーホントにアカペラっていいですね！（今更…）声ひとつで無限の広がりを感じることが出来るんですもの。難しい楽器はいらない、あるのは自分の声だけ。それが、どんな楽器より雄弁に音を奏でるということが、ひしひしと伝わってきました。アカペラというと、つい「美しくハモる」といった固定イメージがつきまといますが、それこそ純粋なハーモニーからロックからジャズからボサノヴァからゴスペルからポップスからお笑いまで、ひとつのジャンルに囚われないしなやかさを感じさせてくれるステージを見せてくれました。

　見ていて伝わってきたのは、「音楽って楽しい」ということ。陳腐な表現で申し訳ないですが、「音楽」って「音を楽しむ」と書きますよね。まさにその通りのことが、あのステージの上には在りました。今回の３月ライブは解散ライブも兼ねているらしく、いくつかのグループが卒業し、解散するわけですが、こうしてかけがえのない仲間と過ごした時は、これからもずっと煌々しさを失うことなく輝き続けるのだろうと思います。誰もが青春の時代を持ち、そこから巣立つわけですが、この青春というひとときは誰の青春であっても美しいものなのだと改めて実感しました。何かに熱中することは何歳になっても出来ますが、溢れるばかりの若さをもって何かに打ち込むことが出来るのはごく短い間だけです。そして、その時、人は人生の中で最も美しい光を放っているのだと思います。

えもんかけ ｜MAIL

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