ひびたわ。
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生きている以上必ず死ぬのだけれど。
頭でわかっていても気持ちが納得するのはまた違うのだ。
ゆーきです、こんばんは。
暗い出だしでごめんなさい。
えーと・・。
祖母が、亡くなりました。
日付はまたいでしまいましたが、7時間ばかり、前の事です。
母方の祖母なのですが、私の実家は父が婿に入った形なので
私にとっては共働きの両親に代わって
私と妹を育ててくれた祖母です。
日記なんか書いてる場合ではない気もするのですが
今すぐ駆けつける事が出来ないので
こうして綴ってばあちゃんの事を想うのが
今出来る事かな、と。
追悼代わりにつらつら書いてみようと思うので
物凄く長いと思います。
お時間のある方だけ、どうぞ。
あ、先に連絡事項を。
本日から帰省になりますので掲示板、メール等のお返事、
申しわけありませんがストップします。宜しくお願いします。
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なんというか、面白いばーちゃんだったんですよ。
とにかくくよくよしない、どこか突き抜けたような人で。
そんなだから心臓悪くしてから10数年も元気でいられたのかもしれません。
先月の18日に入院して、結果的にはそのまま旅立ってしまったんですが
入院する前の日までテレビゲームしてましたから。
91歳のばーちゃんが孫のお下がりのスーパーファミコンで
上海とかやってるんですよ。(それが上手いんだ・・・)
一昨日だかも、ちょっと意識のはっきりした時に
「ほら、ばーちゃん、ゲームせんのか?」と母が冗談で呼びかけますと
「ほや、今からゲームするわ」とコントローラーを持つような仕草をしてたそうで。
(もう自分が病院にいることも全くわかってなかったようなんですがね)
ゲームに限らずなんにでも好奇心旺盛で。
絵を描いてみたり、オルガン弾いたり(ぶっ壊れたので電子キーボードっていうんですか、
あれを誕生日に買ってあげたら嬉々として弾いていた)といっても習った事無いんで
自己流で楽譜読むんですよね。音譜を数字に置き換えてノートに書いてました。
通信教育で和紙人形の師範免許とってみたり。
もう少し若い(といったって70代後半くらい?)ころには
手芸なんかも片っ端からやってましたし、ジグソーパズルなんかもやってましたね。
なんというか・・・趣味、というものを純粋に自分が楽しむためだけに
やれるような人で。しかし書き出してみるとホントになんでもやってますねえ。
そんなばーちゃんも若いときは波乱万丈を絵に描いたような人生で。
ちょっと一代記が書けるんじゃない?ってなものなんで
ここには詳しくかきませんが、山ほど山ほど苦労もして。
そして。
祖母は、子どもを5人授かったんですが、
現在生きているのは末っ子の母一人だけです。
上の4人の子は一人は生後100日、一人は流産、
一人は生後数日、一人は震災で6歳の時に亡くなりました。
二人の子が同時にいたことは一度もなく。
私がこういう話を祖母から聞いたのは
小中学生くらいの頃だったと思います。
それからも何度か聞きましたが、
そのときに祖母の苦悩がどこまでわかったかといわれれば・・・・
私はばぶを亡くして、我が子を見送ったわけですが
ばーちゃんはそれを何度も何度もやってきたわけで。
でも最期は、一人だけ育った我が子とその夫(私の父ですね)に看取ってもらって。
4人の子供たちと数十年ぶりの再会をするのでしょう。
ばぶも、ひいばあちゃんを待っているでしょう。
そう思うと、私もいつかは会えるんだって気になりますね。
先月入院したとき、私の帰省中だったので
父と私で祖母を抱えて病院へ向かうため車に乗せたんですよ。
シートに座っても高熱でぼんやりしている祖母に
「しっかりしなあかんよ、がんばらなあかんよ」と
抱きしめながら背中をさすりますと
「うん。がんばらな、がんばらな」と
繰り返し、繰り返し言っていました。
私はそこで留守番のため車を降りたのですが、
あのさすった手の感触を忘れる事は無いでしょう。
あの表情を忘れる事は無いでしょう。
それが、私の見た祖母の最後の姿ですから。
子ども達にひいばーちゃんの死を伝えましたら。
2号は微妙な反応をしていましたが、
1号が号泣していました。
人が死ぬのはイヤ。
知ってる人が死ぬのはイヤ。
うん。つらいね。
君が「死」の重さをあまりにもちゃんと分かっていることが
お母さんは切なくもあるけれど。
でも死の重さを知っているということは
生の重さもまた知っているということだから。
それは君が生きていくうえできっと大きな力になるよ。
辛いけど、抱きしめて、生きていこうね。
ばーちゃんありがとう。
今夜には会えるね。
おそらく小さくなってしまっただろう顔を
いっぱいいっぱい撫でてこよう。
いっぱい、泣いて見送ってきます。
***本日のフォームメールレス***
・彼女さんのお辛さはまた、私などには計り知れないものがありますが・・・
貴方のような方が側にいること、それは彼女さんにとってとても大きな力だと思います。
短い文面からも優しさが溢れ出ていますもの。どうぞお二人が幸せな時間を過ごされますように。
ばぶへのメッセージ、遺影の前で伝えておきました(笑)ありがとうございます。
・私自身もまだ子どもの頃、「死にたい」と思った時期がありました。剃刀をあててみたり。
(切るまではいかない中途半端さですが)残された側の痛みを知ってしまった今となっては
生きててよかったなあと思っています。親を泣かせずに済んで。少しでも前を向くお気持ちの
きっかけになれたなら、こんな嬉しい事はありません。こちらこそありがとう。
・ばぶの存在が私たち家族の中で当たり前になっていることがやっぱり嬉しいですね。
・ばぶも幸せだったと思いたいですね。ええ、きっと遊びにきてると思っています。
サッカーしてるかどうかはともかく(笑)
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