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遺書と屍
羽月
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My追加

2008年04月23日(水)


そのまま返信しないことを、お許しください。

生きています。わたしは。


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羽月を殺してからここに書き込むのははじめて。
全てを塗り変えてここは本当に、遺書と屍だけの場所。最も、遺書は全てわたしが引き取ってしまったからここにはないけれど。

受け取ってすらもらえなかった羽月の屍はここにあります。今もまだここにあります。もう、どこにも見えないけれど。

不思議なもので、羽月を殺してしまってから、心は軽くなっていった。
羽月は多分、わたしの愛したかったわたしだった。蔑ろにされたと思い込んでいた私のひとかけらだった。
捨ててしまえば、忘れてしまうのは道理ですね。


泣いていた子供の首を絞めて心臓を引き千切ったのです。もうどこも痛くないように。そのくせ、わたしは自分勝手に呟こうと思う。それくらいは許されるでしょう、とわたしはわたしに免罪符を渡す。
もうどこへ行ってしまったのかもわからないわたしの亡骸に。

あいしたかったと、たった、一言。