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2003年01月21日(火) プー助とクロ助

私の実家のパグ犬のプー助とクロ助。
今日二匹の検査結果が出た。
それと同時にプー助の退院の日でもあった。

プー助は片目がぐちゃぐちゃになってしまい眼球摘出の手術を受けたのだが術後の経過は順調で、めでたく今日退院だ。
入院中、会えないと分かっていながら実家の妹は病院へ足を運んでいたらしい。
プー助は妹が子供の頃から一緒に暮らしてきた犬なので妹にしてみれば自分の弟のような存在なのだろう。

二匹の検査結果というのは、
プー助は眼球の異常が悪性腫瘍からくるものではないのかという検査。
クロ助はここ最近異常に増えたホクロが悪性のものではないのかという検査。

結果は、
めでたくどちらも悪性のものではなかった。あー、ホントによかったよぉ。

プー助は外傷による目の炎症だったそうだ。
老犬なので炎症の悪化がとても早かったのだろう。
飼い主の不注意で片目を失ってしまった。ごめんね、プー助。
実家の父は、オレのせいだと自分をとても責めていた。

でもプー助は片目を失っても以前のようにかわいい顔をしていた。
ケガをして片目をつぶっているように見える程度で、愛くるしさはそのままだった。
眼帯は退院時にはすでに外されていた。プチ海賊姿は見られなかった。

家に帰るなりプー助は、猛烈におやつを食べていた。
よくがんばったプー助に「お祝いおやつ」をあげながら私は、あらためてプー助の顔を見た。本当にプー助はハンサムだ。七つの海を戦い抜いた海賊の風格も兼ね備えている。すごいよ、あんた。

クロ助は、犬なのに野菜と果物が大好物。
そんなクロ助には「お祝いりんご」をご褒美にした。
母がむいてくれたりんごを食べていたのだが、横でクロ助がじぃぃぃぃっと私の食べ姿を見つめるので

「はい、お祝いりんごだよ。」

と少し食べさせた。クロ助は私の顔をじっとみつめながらリンゴを食べた。
そして私をみつめ続けるクロ助の口の中からはいっちょまえに

「シャリ、シャリ、シャリ…。」

と、りんごをソシャクする音が聞こえた。お、おもしろい…。
おもしろいので次々とあたえてみた。


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