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ずっと家の中にいたので、特にこれといったできごともなく…。
なので数日前、ちょっと用があって免許センターに行ったときのお話を。
別に更新とかするためではなく、ちょっと別に用があって免許センターに行った。 普段はあまり見ることができない、窓口の裏の事務所とか写真撮影をする機械などを見ることもできた。視力検査の機械も。
それから、もっと面白かったのが免許センターで手続きをしている人々。
合格発表を待つ人。 更新のため仕事を抜け出してきたような人。
会場にはいろんな人がいた。
例えば病院の待合室なら、具合が悪い人達の集まりだ。 学校の教室なら、勉強をする人達の集まりだ。 朝の地下鉄の中なら、勤め人か学生の集まりだ。
人が集まる場所というのは世の中色々あるけれど、免許センターというところは、誕生日が近い人か、これから免許をとろうとしている人達の集まりだ。 なかなか面白い人の集まり方だと思う。(そう思うのは私だけだろう)
だから年齢も職業も趣味も、みんなバラバラだ。 バラバラなりに、みんな案内にしたがって同じ方向へ流れていくのだ。
そんな風に人の集まりをぼんやりと見ていると、突然どこからか 小田和正の「キラキラ」 の着メロが…。
誰のかと音のなる方角を見ると、50歳ぐらいのサラリーマンが携帯を耳に当てながら慌てた様子で腰を丸めながら出口の方へと走って行った。 「ハイハイハイ…。えっ。あ、はい。あ〜…ええ。はいはい」 そんな感じの受け答えをしながら彼は腰を丸めて小走りに出口へと消えて行った。典型的な日本のサラリーマンを見せてもらった。
きっと彼女と別れた夜、ひざ小僧を抱えながらオフコースの「さよなら」を何百回も聴いたことが彼の青春の1ページには刻まれていることだろう…。 そして、新しい恋をみつけた時は心の中で「潮風の中で」がなんどもリフレインしていたはずだ。(又は「YES・NO」かもしれない)
写真撮影の順番を待つ人々を見ていたら、意外なことに気づいてしまった。
妙に上半身に気合が入っている。 その反面下半身がスキだらけだ。
とりあえず、上だけはパリッとキメている。 ソフトスーツのようなモノを上半身にまといつつ、下半身は体育の先生のようなジャージをはいたり、そんな人が多かった。
それからもうひとつ気づいたのだが、撮影の順番まであと3人…という頃になると、決まってみなさん片手で髪を整え始めるのだ。片手には安全協会関係の書類を持ちつつ…。
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