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今日は旦那の実家の父の検査結果が出た。
午前中母上と一緒に病院へ向かった。 お昼前に先生から検査結果についてお話があるのだが、父が心細いだろうと思い、予定より早めに出発した。
病室の父は、ちょうど隣のベッドの患者さんと話しをしていた。 「おはよ〜」 と入って行くと 「おっ、随分早く来たなぁ」 と父は言った。ちょっとうれしそうに。 うちの旦那もそうなのだが、というか、世の男達はみんなそうだと思うのだが、なんだかんだ言いながら奥さんがそばにいないとだめなのだ。
病院というのは、予定通りにはいかないシステムになっていて、予定の時間になっても先生から呼び出しがかからなかった。
父は 「今日は、先生外来だから忙しいんだ」 と、病院のスタッフの代わりに説明してくれた。
これまた父というのは、うちの旦那とそっくりな性質で、(うちの旦那が父にそっくりなのか、正確に言うと)ただベッドに横たわっていられる性格ではないのだ。あれこれと常に考えたり調べたりするのが大好きなのである。
例えば、うちの旦那の場合・・・
渋滞にはまってしまった車の中でも、ただボーっとしていられない方で、窓の外に見える空き地をじっと見ながら 「あの空き地にはアリが何匹いるのか・・・」(^_^;) と計算を始めるタイプなのだ。
父上の場合・・・
「新車を買ったわいいが、エアバッグが搭載されたこの車。 エアバッグの衝撃とはどのぐらいなのか?そしてエアバッグに付着している粉とは一体・・・」(^_^;) と次々と色んなところに興味が沸いてくるタイプなのだ。
二人とも、もしどこかの研究機関の研究員だったとしたら、すごい研究結果を出すのではないのかと思ってしまう。 確かに二人とも、白衣を着て試験管を振っている姿がとっても似合いそうだ。
しかし、世の中とはうまくできているもので、相棒はどうかというと全く正反対な性格なのだ。
母上は全く正反対というわけではないんだけれど、どちらかというと「なぁ〜に言ってるの!その時はその時よっ」と、結構大胆な部分がある。
私はというと、ご存知の通り「なんとかなるさっ!あっはっは〜!」と、全く脳天気なのだ。(結構デリケートな部分もあるけどね、これでも)
・・・ということで、父はちゃんと主治医のスケジュールも把握しているのだ。
やっとこさっとこ先生の体が空いたようで、呼び出しがかかった。前回手術したところがなんでもありませんようにっ!
結果はすこぶるOK!
あぁ、よかったぁ!
今日退院してもいいよと先生に言われ、父もとってもうれしそうだ。
病室に戻るとお昼ご飯が運ばれてきた。
「私はこれを食べるから、二人でメシ食ってきなさい」
と父に言われ、私達は病院の近くのレストランで食事をしてきた。食べ終わっても二人であれこれと話しが続き、 「あら、そろそろ行かないとね」 と時計を見てあわてて会計をした。(母上ごちそうさま)
病室に戻ると、普通の服に着替えた父が待っていた。
パジャマを脱いだ途端、もう病人じゃなくなっていた。 よかったよかった。 天気も良かったし退院日和だ。
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