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2001年10月29日(月) 涙の演歌

いつもは夜に日記をつけるんだけど、夜はまたPCを工事するので早い時間につけた。ただいまの時刻、午前10時。

昨日は私の実家の家族と私ら夫婦で食事に行った。

父の60歳の誕生会。

2軒目はカラオケボックスに行った。

主賓の父が
「じゃ、北の漁場でも歌おうか・・・」
と言うとすかさず母が
「お父さん、それじゃなくて、風雪流れ旅にしなさいっ」
と言うと、
「うん、じゃ、それ」
と、すぐにいうことをきいた。
そして、うちの旦那に父は耳元で
「こうやってかあちゃんのいうこときかなくちゃだめなんだぞ、男は」
というと、旦那は
「ハイ、うちもそうしてます」
とコソコソ話しているのを私はしっかり聞いてしまったのであった。(-_-メ)

父がマイクを握って歌っている姿をぼんやりと見ていたら、父のほっぺたが濡れているのに気がついた。

もちろん、好きな歌が歌えなかったからじゃないことはみんな分かってた。もうすぐ定年を迎える父は
「赤いちゃんちゃんこだけは着たくねえんだ」
と常日頃言っていたので、もちろん、いくら女帝家族とはいえ、父の意向を重んじて着せなかった。
でもやっぱり、「今までご苦労さん、そしてありがとう」という場を設けたかったから、居酒屋でちょっと飲んで、軽く2軒目にきた。

父の頬をつたう涙は、きっと
「色々あったけど、俺は幸せだなぁ」と思って、つい不覚にもあふれたものだと思う。

・・・ってさ、勝手に私らはそう解釈してたけど、どうしよう、ホントに「また俺の歌いたいのが歌えなかった・・・」という無念の涙だったら
                           (~_~メ)


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