2004年07月26日(月) |
初夏の感謝祭に招待された話 |
初夏の感謝祭に行ってきた。 ・・・・感謝祭という名の、はとバスツアーである。 そう、あの浅草やら新宿やらでやたらと目につく、シアワセの象徴ハトという 偽りの肉食獣バス集団である。 ハトは仲間を虐めるのが大好きで、背中に乗って首のホネが現れるまで突付き続けるんですよ。マジで。 で、眠くなったらそのまま寝るんですよ。乗っかったまま。 で、おきたらまた突付き始めるんですよ。ウァ〜こわ〜! というそのバスの黄色さは、某白装束集団を思わせるレベル。
まぁなんだかんだ言って、凄く楽しんできたわけだ。←何 仕事場の友人が半ば強引に誘ってきて、しぶしぶ承知したんだが、場所までは聞かされていなかった。 当日、聞いてビックリ。
はとバスツアーの内容はこうだ。
午前11時:ワイナリーでワイン試飲 午前12時:武田信玄のお墓のみやげ物やで昼ごはん 午後1時:もも食べ放題 午後2時:山中湖 午後3時:富士山5合目 以降渋滞に巻き込まれながら帰る
である。とっても素敵!!メインは山梨!!
つーことで、19日(月・祝)MADと友人三人は山梨へと黄色いハトに乗って突撃したのです。 高速に乗ってしばらくすると勝沼に着く。 そこに着くまでに、何度も塩山という字を見てドキドキする自分(笑)。バカだ。 マンズワイン勝沼ワイナリーで、ワインの出来方みたいなんを見ながら「早く試飲させろや!」と期待も沸く。 で、試飲。まぁそれなりに呑んだ。 ガブ呑みできる程まだオッサンではないので、ある程度の余裕を持って呑んでみる。 桃のワインが美味しかった!
↑ドキドキの「えんざん」駅。←バカ 帰りにはワインの小さいボトルをおみやげに貰う。すごくよかった。
んで、つぎは武田信玄が祭られている(あと心頭滅却した和尚もか?)寺へ行く。 ガイドさんの話をバスの中で聞きながら、歴史に思いを馳せる自分。 「心頭滅却すれば火も自ずから涼し」という言葉がこの場所から出たのか!と、感動すら覚える。 一緒に行った友人(全員年下)はまったく興味がないらしく、はっきり言ってかなりつまらん。←コラ 1コとかしか違わんのに、あまりのくだらないバカ騒ぎっぷりが、かなり子供に見える。 そんな大人の自分。←どこが みやげ物屋に停まったバスから、歩いて寺へ行く。涼しげで良い。 しかし、信玄の墓を見るのにはお金がかかるということで、「なんだよゥー」とか口々に 文句を言いながら背を向ける(笑)。 信玄公はね、そんなこと望んでないんですよ!! 金をとって商売して欲しいなんて思ってもいないんですよ! とか強引に考えてみたが、どうしてもその金を捻出する気がおきずに立ち去った貧乏人集団。
↑「心頭滅却すれば火も自ずから涼し」泣けてくるな。
で、その土産物屋で昼ごはん。
↑かなりのボリューム 手前を食い尽くしたように見えますが、鍋焼きの鍋みたいなんに野菜とかを投入した後です。 メニューは海鮮と野菜焼き(自分で投入)、炊き込みご飯、 刺身コンニャク、冷たいきしめんみたいなやつ(名前忘れた)、漬物、そんなかんじ。 炊き込みご飯がすごく美味しかった。
食後、そこのみやげ物屋でお土産を物色。さすがにモモがすごいね〜☆ 友人達はなにやらいろいろ買いあさっていたんだが、自分は少しもハートが動かされず 何も買わなかった。なんの金も落としていかない、最低な客ですよ。
↑衝撃!ももの菓子まつり!! ピンク一色ですがな(笑)! おみやげに野菜とメロンをもらう。スゲー!
その後、満腹な腹をかかえてももとすももの食べ放題へバスで移動。 上手いことやるよなー。 おなかいっぱいだから、あんま食べられないんだもんな。 で、着いたら皿とナイフが配られ、好き勝手に食えと放置される。 自分はモリモリ食べようとしていたんだが、友人は「別にモモいらない」などと ふざけたことを抜かしやがるので、自分がそのぶん食べてやった。←コラ
↑もも!もも!モモだぁ〜〜〜♥ 自分はもも3コとすもも1コ食べた。 美味しいものって、別腹だよネ☆←バカ お土産にブルーベリーゼリーとさくらんぼ饅頭、もも、すもも各1個をもらう。最高。
で、満腹になった腹をかかえて、ゆっくりと塩山市から離れていくのです・・・・。
しばらくして山中湖に到着。 なんだか意味不明の時間をすごした気がする。 熱すぎてウロウロする。 でもまぁ、富士山も綺麗に見えたしよかった。
↑ふ・じサーン!ふ・じサーン!高いぞ高いぞふ・じ・サーン!
ブルーベリーフレーバーのコーヒーを実家土産に買う。
そしてさらに移動し、富士山の5合目までバスで行く。 途中、ガイドさんの富士山の説明で爆笑ポイントがあった。 山には神様がいるんだが、富士山の神様は女性だそうだ。 『このはなさくやひめ』(うろおぼえ)みたいな名前のお姫様が昔いて、 彼女はかなりの美人だったらしい。 んで、ある日彼女は枯れている花を見つけるわけだ。 そこで初めて、美しさには終わりがあることを知る。 その時点で、自分だったら「テメー何いってやがる」と殴りかかって、 今すぐ美しさの終わりを迎えさせてやるところだが 優しい人(おばかさん)たちは彼女に深く同情したそうだ。 で、姫は「神様にお願いして、永遠に美しいままでいさせてもらおう」と考えるわけですよ。 なんと欲深い!! 彼女は行動力を発揮して、神様に一番近い山、富士山を馬で登り始める。 途中で馬がギブアップしたため、そこからはちゃんと歩いていく。 で、頂上へ着いて神様にお願いしたら、「神様にしてあげよう」って神様が言うわけですよ。 もう、よくわかんないけど、「富士山の姿が美しいから後からとってつけた」みたいな 感じがプンプンして、大好きです。この話(笑)。
で、自分がついた5合目は寒いくらいの温度。というかもう寒い。寒い以外0のなにものでもない。 自分は富士山の頂上に興味があったんだが、皆は下ばかりを見ていた。 なんでだろうな。 自分は「未到」の部分に興味があるみたいなんだが、友人達は「自分達がいた場所」が気になるらしい。 不思議なもんだなー。根本的に観点が違う気がした一瞬だった。
で、渋滞をぬってバスで帰る。 新宿についたのは10時くらいだった。 予定を1時間ほど送れて到着。
総表としては、かなり楽しかった。 またいきたい。 あと、あそこからスター(?)が生まれたのかと思うと、とても驚いた(笑)。 すごくほのぼのした子供時代を送ったんだろうなぁ。
後日、お土産のメロンを食べた。かなり甘くて美味しかった! ありがとう、肉食獣ハトバス!!-
MAD TIGER地味作品集
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