懐かしいサンリオのキャラクター、「たーぼう」。 ボーっとした風貌に、適当なコメントのかかれたイラストが何ともいえない味を出し、 一世を風靡した。・・・・気がする。 そんくらいのタボウさだったMADですがいかがお過ごしでしょうか。
連日のセールのせいで、あんなに大好きだった風呂もそこそこに仕事→寝るという生活が続いていた。 そんな中、某海の祭り会場で行われる巨大展示会が1日にあることが判明。 しかし1日は、愛媛に帰ってしまう幼馴染(♂)と一緒に多摩川でフリスビー大会を(二人で) 開催するというイベントがもう決定していた為、行く気はあまりなかったんだが、 さすがにそれはまずいだろうということで、30日仕事後に彼の家に着いてから用事が出来た事を説明。 フリスビー大会はお流れになってしまった。ザンネン!!
モスをおごってもらい、腹ごしらえをした後、朝の4時まで寝ずに、 二人でプロレスのマスクを被って引越しの準備をしながら、音楽について熱く語り合う。 彼はミクスチャーとかが好きでメタルが好きじゃないという 自分とは完全に違った方向性なんだが、幅広い視野があるため話が通じる。 「これ買ったんよ〜見てや〜」という話をされるたび、作業の手が止まる(笑)。 エプロンを買ったと自慢してきたので、「裸エプロンやって」と言ったら本当にやってくれた。 「もう、どうにでもしてや」とベッドに横たわった彼を、とりあえず写真におさめておいた。←紀信
で、朝4時にいきなり「サッカーしようや!」ということで、フリスビーとサッカーボールを持って 近所の公園に行く。 小一時間ドタバタとボールやらフリスビーやらを追い、蒸し暑かったが、最強に楽しかった。 結局フリスビー大会はひらいたわけだ。よかった。
で、寝不足の上に疲れきってグダグダですよ。 しかも中途半端に腹が減ってるわけですよ。 とりあえず歩いてコンビニに行って、梱包用のダンボールを貰ってくる。 帰宅後、腹減りには勝てず、巨大な肉の塊をフライパンで豪快に焼いて食らいつく。 「肉はええね!」「俺ら肉食動物やね!」という事を何度も繰り返しながら、 肉汁したたるそれをたいらげた。 で、すぐに寝るわけにもいかないので、奴にベースを弾き語りしてもらい、 あわせて合いの手をしながら歌う。なんじゃこれ(笑)。 「フワッ!フワッ!」みたいな合いの手を入れたらやめてと言われた。 しばらくして燃えるゴミをださなければならない為、ゴミをまとめていると、 「これ燃やせるかなー」と言って奴が取り出してきたのは、つまれたエロ本だった。 高さ20センチといったところか。久々の宝の山にご対面だ。 「この雑誌ねー、見せすぎなんよねー」という説明を聞きながら、二人で破く。 「見てや!これ、これ酷いことない?」と言って、酷い(ボカシがまったく入っていない状態の) ページを見せられ「いやぁ、これはナシやね。想像の余地ナシやもんね。」とかまともに答える自分。 あまりの量にうんざりしてきて「引越しあるんが分かっとんのやから、買わんかったらよかったのに」 と言ってやったら、「ガマンできんかったんやもん!」と言われて思わず黙り込む。 二人でそれらをドタバタと燃えるゴミに出し、ひととおりの作業は完了。
床を片付けていたら「こっちで寝ようや」と言ってくれて、朝9時にベッドで寝る。 んでまぁなんやら寝たり寝んかったりして、10時に一人で起きて化粧と準備をし、 モゾモゾする奴を起こしてサヨナラを言う。 もうねー、寂しすぎて顔をマトモに見られんかったですわい。
「11月は覚悟しとけよ!」という言葉と、マニキュア置き土産に、逆に「金魚運動」と「キャップ」を貰って帰る。
かえるっつーか、そこから直で海の巨大展示会会場に行かないかんわけで、 重い金魚運動を持ちながらフラフラと会場に着く。 ロッカーに荷物を預け、メタルTシャツ、Gパン、大量のウォレットチェーンと 左手首15センチまで埋まったシルバーブレスレットという あきらかに浮いた服装で、社会をナメきった風貌のまま乗り込む。 こんな自分にも招待状が。ありがたい。←何が
で、同僚と上司と合流し、取引先にいろいろ挨拶したり、いろいろ貰ったりして、5時に解散。 そのまま歩いてヴィーナスフォートに行く。 自分の大好きなタフジーンズがセールになっとらんかなぁ、という淡い期待を抱いて (つーか海に行ったのは殆どそれが理由だといえなくもないが) 行くと、案の定セールになっていた。今はヴィーナスフォート全体がセール時期だった。 で、そこでタンクトップを2枚買う。初めて見る親切な店員さんとたくさん喋る。 そのほかいろいろ買い、ウキウキでヴィーナスフォートを出て、また会場まで歩いて戻る。 なんでかって、私情だと交通費が出ないから。ブフ!オイラってば、けちんぼー! そしたらですね。 その間の距離で、トラック運転手3人に声をかけられ、「ねぇねぇ!これから一緒にドライブしようよー!」と まったくもって同じナンパのされかたをした。 なんだ。なんだそれ。 トラック運転手定番の誘い文句なのか(笑)? 案の定全部をバッサバッサと斬り捨て、とっとと歩く。 歩きながら、”そういえば久々にナンパされたなぁ。”と思う。 だいぶなかったなぁ。仕事⇔家の往復ばっかりだったもんな。
声をかけられること自体は嫌ではない。 腕を掴まれたり、追いかけられたり、拉致されたりするのは絶対にイヤだが。 着いていくことは絶対にないが、声をかけられもしないのも寂しいものだ。 そんなフクザツな女心なわけですよ、これが。
暑さのあまりに奴からもらった帽子をかぶる。 ロッカーから金魚運動を取り出し、重いのをガマンし、風を切って歩くと 帽子に奴の残り香があって、すごく辛くなる自分。
いやぁ、これもフクザツな女心なんやろうなぁと、久々にいろいろ自分と向き合った。 絶対に好きではない。お付き合いをしたいとも思っていない。 ただ、友だち以上恋人未満が居心地がよかった。 あ"ー、寂しいなぁ・・・・。
MAD TIGER地味作品集
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