兄貴にＰＣを貸したら、いつの間にか知らないエロゲーがインスト−ルされていた。
ＣＤまで忘れていっている始末。
お前、TIGERの部屋で何をやらかしとんや、という話だ。
でもまぁあるんならやってみるかなぁと思い、人生初のエロゲーデビューだ！！
えっとね、まぁすっごい有名どころで名前を出すか出さないか迷ったんだが、自分が今回やったのは
ＫＥＹの【ＡＩＲ】
である。もうＫＥＹは大手ですわいなぁ。
いや、だから、大手だからといって自分は容赦するつもりはない。
総評としては５つ星の内、★★☆☆☆だ。

他のエロゲーもしたことないくせに、と言われると困るが、他のエロゲーもこんなもんなら
はっきりいってしなくてもいい。
ゲーム評価サイトなどで評価を見てみたんだが、皆ストーリーがすばらしい！と書いてある。

････自分にゃどこがいいのか解らんちんのとっちめちんだ。

まず、やってみて即効萎えたのが、主人公♂だ。
こういう主人公は絵が出てこないのが当たり前で、そこいらは自分も解っているが、
主人公が｢魔法(?)が使える｣「空にいる少女を探して旅をしている」「結構筋肉質」という設定なんだが、
まず時折出てくる絵柄が少しも筋肉質ではない。むしろキャシャーン。美少女マンガに出てきそう。
なのに、美少女キャラたちは彼の容姿にポッとなるわけだ。それがムカツク。
あと、現代の話でありながら「空にいる少女を探す」という曖昧な旅の目的だ。
母親から、探せって言われたから。みたいな展開。
母親の意思を継いだようにも思えるが、そこに主人公の意思を深く感じることはできない。
いやぁ、本当、３度クリアしてもこの意味が解らない。
あと、魔法らしきものを使えるのをひた隠しにしているならまだ萌えるんだが、
少しもひた隠しにしていない。むしろ生業（人形使い）にして、バンバン出す。
その人形使いという生業も微妙。人を笑わせるためにそれをしている、というような説明があったが、
だったら魔法なんか頼らずにお笑い芸人目指せよ。魔法を使う意味が解らん。
さらに、主人公の喋りがオタク臭い！！！！
これが一番強烈だった。このオタク臭はハンパではない。
走るときには「ダッシュ！」とか言ったり、「それはなに？」とオバサンに聞かれたら「知りたいか？」とか言い返す。
あと、「そうか」「知らん」だの、ブツ切りの返事（世捨て人っぽい喋り方）をしておきながら、
ボケをかましたり、「なんでやねん！」とかいきなりつっこんだり、
支離滅裂な性格設定が完全に引く。





うッわぁぁぁぁぁ―――――――――――！！！！！！



さぶいぼ出るわ―――――――――ッッ！！！！


この、典型的な”男(オタク)が格好良いと思っているキャラ”が主人公なことによって、
自分の感情移入への道は完璧に閉ざされた。
根本的に、男向けのエロゲーを自分がやること自体が間違っている(笑)。
でもまぁときメモには大ハマリだったから、イケるかなぁと思っていたんだが。



さらに言おう。
美少女キャラが可愛くない。←コラ
これはもう個々の趣味で、としか言いようが無いが、自分にはその絵柄も好ましくない。
そして、エッチできるキャラクターの全種類が天然ボケ系。
「がお････」とか言う。
引くわ！！！この野郎！！
あのさ、片桐さん(ときメモ)みたいに「ソーファーン！とっても素敵！」だの、バカセリフを言う、
なんかちょっと笑えるようキャラが出てくれればよかったのに、全部方向性が一緒。
しかもみんな闇を抱えていて、結局抱く理由が同情ですよ！！！

アホか！アホの一つ覚えで抱きやがって！！！

グッとこさせようとする展開なのはわかる。
これがエロゲーでなくて、普通のゲームだったらまだ許せたかもしれないが、
これがエロゲーと呼ばれる限りは自分は決して「ストーリーがいい」とは言いたくない。





ということでですね、ＭＡＤのエロゲーデビューは散々な結果に終わりました。
エッチシーンもたいしたことなかった。むしろ、強引なエロへの持っていきかたに疑問を抱く。
それが、多分性別の違いなんだろうなぁと。
だから、女向けのゲームとかは男性がやってもおもろないんではないかとは思った。
ちなみに、自分はときメモ、プリンセスメーカー、らぶひなにはどっぱまりましたが、
女向けのアンジェリークはキモすぎてハマりませんでした。
むしろ糞ゲーで有名なアクトレイザー(SFC)のほうがおもしろかったです。


でも今回コレをやったことによって、なんか「君が望む永遠」をやりたくなってきた。
こんな感じのゲームで、あれ(君が望む永遠)なら、結構へこんで面白そうやけどなぁ(笑)。
今日はあまりの衝撃だったので暑く････いや、熱く語ってみた。



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