2004年04月22日(木) |
キ○タマ様が縮み上がる恐怖 |
本日は仕事休みだった為、チャリをこいでちょっと遠くにある無印に出かけて行こうとした。 無印では滅多に買い物をしないんだが、それもまたオツだと自分に言い聞かせて運動がてら行くことが多い。 外は春めいている、というよりも初夏を感じさせた。 さわやかな風が、森(というよりも田舎の集落)を通ると冷たさを増して頬を撫でた。 普段は商売の事でしか四季を意識していない自分は、この生命の息吹を全身に感じ、 そして己の生き様を呪うのである。 ―――で、向かったはずだったんだが・・・・道で迷子に。
恋にも迷い、ダイエットにも迷い、そして道でも(略) まぁぶっちゃけると人生自体がまず間違った道を進んでいるっちゅー話ですわい。←何
迷子になりながらフラフラと進む。その間に何度も外れる自転車のチェーン、刻々と過ぎる時間。
―――そして夕暮れとなった―――
うえぇぇ―――ん!! こわいよぉぉぅぉぉぉ―――!!!
本気で、久々に「もう帰れんかも」と思った。 街頭もなく、道は補正されておらず、走ろうとすると視線は道よりも視界の中央に定められる。 皆さんは知っていただろうか。 あまりにも視界が暗いと、視点は道の凸凹や異物などよりも、うっすらとでも見える先を見つめているのだ!! まぁそんなところばっかりをショートカットで行こうとする自分が オヴァカサンなだけなんだろうが、墓やら工事のなんかの投棄場所やら、牛やら、いろんなものを横切った。
そしたら、携帯電話が鳴った。SONATA ARCTICAのweballergy。家族専用の着メロで、見ると母親だった。 相変わらずのタイミングだ。 「TIGER、今どこにいるの?」と母親。 「わかりません」と自分。 「仕事の帰り?」と母。 「いや、休みなんで、今、買い物行ってるはずなんですけど・・・」と自分。 そんなこんなで今の状況をウダウダと説明させられ 「またTIGERはそんなことばっかりやって!」と怒られる。 たしかに、いい年こいて自分、いつまでこんな夢冒険やってんだろうな(笑)。 いくつになっても、いつまでも、こころに冒険を、夢を抱きしめたくて、そんな君の傍、見守ってたい・・・・よ、ネッ★
まぁそんなこんなでですね、親が7月から同居決定ということでね・・・・。やっとれん、と。 すべてを投げ出してしまいたいくらいの無力感に苛まれながら、チャリを漕いだ。 漕いだが、チェーンが外れた。何度外れとんじゃ、という話ですよ。ホント。
何度外れているんだろう。 チャリのチェーンも、自分も。何度人生のレーンから外れてきたことだろう。 そろそろ、親と同居も腹を据えなければならない。それが、人生のレーンというものなのだから・・・・。
<終わり>
とか、そういうウマいオチに持っていこうと思ったんだが、 やっぱりイヤなもんはイヤなもんで(笑)。 現在抵抗はしていないが、(するわけにもいかないが)黙って話しを聞いている。 親の話を聞いてから、まったく無気力な状態でチャリを走らせ、何度もチェーンを直し、家に着いた。 その後さしみこんにゃくを全部食らいつき、夏目大先生を3度目の読破。
出かけたまま帰らない猫を心配し、外へ向かえにいったら、だいぶ遠いところにいて、そこから一緒に帰ってきた。 今まで飼っていた猫は外に出したら野性になってしまい、近づくことすら許さなかったのに 虎ファルガーは一緒に出かけるまでの可愛さっぷり。デカいけど。
あ、今日は無印にいけなかった代わりに寄ったペットショップで、キャンキャン鳴いて 意識を向けさせようとする小型犬にむちゃくちゃ腹が立った一日でした。←オイ
MAD TIGER地味作品集
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