詩-生人-

2009年05月25日(月) 窮屈な商い

心を縛り上げるのは 貴方の勝手よ
心を滅するのは 貴方の自由でしょう

私が売るのは 此の身一つ
私が差し出せるのは 此の身一つ

お口も穴も
瞳も
足も
手も

此の身の全て晒け出して
貴方に売っても

私の支配者は私自身よ
幾ら積まれても
幾らせがまれても
これだけは 差し出せないのだから。

嗚呼

なんて 稚拙な商いなんでしょう?

嗚呼

なんて ちょろい交換なんでしょう?

世に恥じる 窮屈ささえなければ
私の商いはなんて簡単なんでしょう…


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沢野生人

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