「暗幕」日記
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2002年01月28日(月) |
書くこと:思考の一環として |
モノカキを志すなら、逆境を経験したことのある人の方が得だと思う。日常に何ら不便も苦痛も覚えない状況にずっとあるならば、そうした状況や自分自身について思い巡らす機会もまた稀であろう。苦痛から何とかして逃げたい、もっとよりよく生きたい、きっかけが何であれ、自分の頭で考えることができる人間は幸いだ。
考えるということは意外にエネルギーを消費する。もしも今睡眠不足だったり空腹ならば、考え始める前に解消しておくこと。
まだ若く、経験少なく、世界をよく知らないのであれば、堂々巡りもやむをえない。思考のループを自覚したら、文章に書き起こして見ると良い。自分が今考えていることの全体像を見渡しやすくなり、何が足りなくて抜け出せなくなっているのか見つけやすくもなる。
推敲について。1. 全体を通して読む。大部の場合も、ある程度まとまった分量を一気に読む。2. 誤字や明らかに誤読につながる記述以外、細部はあまりいじらないこと。最初の書き下ろしの方が文章の勢いは大抵の場合勝る。3. 時間に余裕のある場合、脱稿から見直し開始まで、48時間はおくと良い。
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