女の世紀を旅する
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2011年11月06日(日) |
どうなる地球の人口爆発 世界人口70億人へ. |
地球の人口爆発が止まらない,世界人口70億人へ.
2050年に93億人、日本人の人口は初の減少
あと40年でさらに23億人増えるというから,その増加ぶりのスピードには驚かされる。かつてイギリスの社会学者マルサスは,人口は幾何級数的(ネズミ講式)に増加していくが,食糧は算術級数的にしか増加しないため,将来,人類は食糧・資源が足りなくなり貧困化をよぎなくされると論じたが,現在,世界の人口爆発が続いており21世紀末に100億を突破する,やがて各国は限られた食糧・水・資源を求めて争奪戦を展開する不穏な時代がやってこよう。
★ 国連人口基金は10月26日、2011年版「世界人口白書」を発表し、世界の人口が今月31日に70億人を突破するとの推計を示した。1999年の60億人から12年間で10億人増加したことになる。13年後には80億人、2050年に93億人となる見込み。
国別では、中国が13億4800万人で1位。インドは12億4200万人で2位だが、2021年には14億人に達し、中国の13億9000万人を追い越す見通しだ。日本の推計人口は1億2700万人で、昨年と同じ10位だった。
◇ 〈日本人の人口は初の減少〉 総務省が26日に発表した2010年10月実施の国勢調査確定値によると、日本の総人口は1億2805万7352人で、05年の前回調査に比べ28万9358人(0・2%)増えた。このうち、日本在住3か月以上の外国人を除く日本人の人口は1億2535万8854人で、37万1294人(0・3%)減少した。国勢調査で日本人人口が減ったのは、日本人と外国人を区別して集計を始めた1970年調査以来初めて。
外国人人口は、9万2532人(5・9%)増の164万8037人。国籍不明者も56万8120人増えた。国籍別では「中国」(46万459人)が27・9%と、初めてトップになった。
(2011年10月27日07時54分 読売新聞)
★世界人口70億人へ、資源争奪など不穏な時代の幕開けか 2011年 10月 26日 14:08 JST
[BAGHPAT(インド) 25日 ロイター] 国連の推計によると、世界の人口は10月31日に70億人を超える。人類はこれまで経験したことのない人口密集時代に突入するが、急速な都市化や環境の悪化、医療や教育への需要急増、資源や雇用の配分など、70億人突破は世界がこれから不穏な時代を迎えることを暗示しているとの指摘もある。
国連人口基金(UNFPA)のババトゥンデ・オショティメイン事務局長は、ロイターの取材に「世界には人口が減少している地域があり、そこでは生産性などが懸念されている。そして人口が急速に増えている場所があり、そうした国の多くは移民や貧困、食の安全保障、水の管理や気候変動など、われわれが注意を喚起すべき問題を抱えている」と述べた。
世界の人口は過去50年で2倍以上に増え、資源はかつてないほど需給がひっ迫している。向こう50年でさらに20億─30億人が増えると予想されるなか、差し迫った課題は、基本的生活必需品をどう確保していくかだ。
<資源の争奪>
水の利用量は2007年から2025年にかけて、発展途上国で50%、先進国で18%増える見通し。しかし、米コロラド州を拠点とする水研究基金のロブ・レナー事務局長によると「地球上の水の97.5%は塩水で、残る2.5%の真水の3分の2は凍結しており」、実際に使える水はそう多くないという。
また、世界の多くの地域では、栄養ある食物が不足している。世界銀行によると、飢餓人口は9億2500万人で、1995年からの食品価格上昇も飢えをもたらす一因となっている。国連食糧農業機関(FAO)は、2050年までにさらに20億人増えるとみられる世界の人口を満たすには、食糧生産を70%増やさなくてはならないと指摘している。
食糧生産を目標通り増やすに当たっては、気候変動が最も大きな障害になる可能性がある。気温上昇と干ばつで干上がる農地がある一方、豪雨や暴風雨で農業が水害を受ける場合もある。各国が気候変動問題にどう対処してきたかを見れば、世界規模で長期的な課題に取り組む難しさが如実に分かる。何をなすべきかは明らかであるにもかかわらず、国連の気候変動会議はこう着状態に陥っている。
【人口増加の年代的推移】
18世紀の産業革命以降に世界人口の増加ペースが早くなってきた。そして、20世紀に人類は人口爆発と呼ばれる人類史上最大の人口増加を経験した。国連の推定では19世紀末の1900年におよそ16億人だった世界人口は20世紀末の1999年に60億人にまで急増し,それからの12年間で10億人増加し,70億人となった。現在の人口は過去6000年間に存在した全ての人口のおおよそ5分の1にあたる。
以下は国連の推定
2011年 70億人 1999年 60 億人 1987年 50億人 1971年 40億人 1961年 30億人 1927年 20億人 1802年 10億人 世界人口の予測は非常に困難であり出生率の変化などによって変動も大きいため、国連の予測も断続的に修正されてきている。なお、国連が発表している2010年版の「世界人口予想」では21世紀半ばの2050年までに90億人を突破、その後は増加のペースが鈍化していくものの21世紀末までに100億人を突破するだろうと予測している。
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