女の世紀を旅する
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2011年03月22日(火) 東北・関東大震災(3月11日)の津波映像の驚愕

東北・関東大震災(3月11日)の津波映像の驚愕





東北の岩手・宮城・福島県内で被害にあわれた人達に哀悼の意を表します。生死の界は紙一重であることをテレビの津波映像を観ていて痛感しました。その威力の凄まじさに唖然とします。1000年に一度あるかないかの地震規模
とのことで,余震回数も数百回に及ぶ凄まじさ。

今回の東北関東巨大地震はマグニュチュード9を記録しましたが,日本の歴史でこれほどの規模のものは東大地震学教授によると,9世紀の平安時代に起こって以来という。今回の地震は三陸海岸一帯に多数の死者を出し,その数は最終的に2万数千人に及ぶといわれている。実は三陸沖地震の津波は何度もおこっており,以下にその記録の一端を記しておきたい。




●Tsunami は日本語の「津波」に由来

「津波」の語は、通常の波とは異なり、沖合を航行する船舶の被害は少ないにもかかわらず、港(津)では大きな被害をもたらすことに由来する。「津波(津浪)」の語が文献に現れる最古の例は『駿府記』で、慶長16年10月28日(1611年12月2日)に発生した慶長三陸地震についての記述「政宗領所海涯人屋、波濤大漲来、悉流失す。溺死者五千人。世曰津浪云々」である。


英語で、Tsunamiという語が初めて使われたのは、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が1897年(明治30年)に出版した著作集「仏の畠の落ち穂」 (Gleaming in Budda-Fields) の中に収録された『生神様』 (A Living God) の中とされる。『生神様』では、地震後に沿岸の村を飲み込んだ巨大な波を「Tsunami」と日本語で表現した。これが出版された文献で確認できるところの最初とされる。その後の事例は、1904年の地震学の学会報告にはじまり地震、気象の学術論文等に限られていたようである。

1946年、アリューシャン地震でハワイに津波の大被害があった際、日系移民が "tsunami" という語を用いたことから、ハワイでこの語が使われるようになり、被害を受けて設置された太平洋津波警報センターの名称も1949年には Pacific Tsunami Warning Center とされたことから、アメリカ合衆国ではこの語が広く用いられるようになり、その後、1968年にアメリカの海洋学者ヴァン・ドーン (Van Dorn) が学術用語として使うことを提案し、国際語化した。
日本国外も含め「津波は引き波から来る」という伝承が広く広まっているが、必ず引き波から来るわけではなく誤解である。「ツナミ」は学術用語として広く国際語になっていたが、スマトラ沖地震による津波が激甚な被害をもたらしたことが世界中に報道されたことを契機に、一気に各国の言語で一般語になった。


●日本国内を発生源とする津波(18世紀以降)

1703年 元禄大地震 - 津波高さ 8 メートル以上。20 メートルの地点もあり。津波が犬吠埼から下田までを襲い、数千人が犠牲となった。湖であった伊豆大島の波浮港がこの津波で海とつながった。
1707年 宝永地震 - 津波は紀伊半島から九州までの太平洋岸から瀬戸内海にまで及んだ。流失家屋 20,000 戸。
1741年 北海道西南沖の渡島大島近海で地震、対岸の熊石から松前にかけて大きな被害、津波高さ 3メートル、佐渡島でも津波を観測。
1771年 八重山地震 - 石垣島 死者不明者 12,000 人。津波の高さは琉球大学の研究では18m。
1854年 安政東海地震 - 12月、駿河湾から遠州灘を震源とする M8.4 の地震。房総で津波高さ 3 - 4 メートル。沼津から伊勢湾が被害甚大、死者 2,000 - 3,000 人。
1854年 安政南海地震 - 安政東海地震のわずか 32 時間後、紀伊半島南東沖一帯を震源とし同じく M8.4 という地震。紀伊半島から四国、九州のみならず大坂市内にまで壊滅的な被害が出た。『稲むらの火』の背景となった津波。津波高さ串本で 15 メートル、死者数千人。典型的な東海・南海・東南海連動型地震。


1896年 明治三陸地震 - 岩手県綾里 津波高さ 38.2 メートル - 死者不明者 22,000 人
1923年 関東地震 - 津波の最大波高は熱海で 12 メートル。数百人が犠牲となる。
1933年 昭和三陸地震 - 死者不明者 3,000 人。
1944年 東南海地震 - 津波の波高は熊野灘沿岸で 8 メートルに達する。
1946年 南海地震 - 津波は静岡県から九州まで来襲、最高 6 メートル。
1952年 十勝沖地震 - 津波により、北海道厚岸郡浜中村(現 浜中町)が壊滅する。津波は、厚岸湾が最高で6.5m、青森県八戸市で2mなど。20世紀以降、日本近海で発生した地震としては、北海道東方沖地震と共に、最大規模である(地震の規模:M8.2)。
1964年 新潟地震 - 津波規模 2メートル。観測地点によっては4メートル。
1983年 日本海中部地震 - 津波による犠牲者 104 人。
1993年 北海道南西沖地震 - 奥尻島津波高さ 30 メートル - 死者不明198人。奥尻町青苗地区は壊滅。
2011年 3月11日 東北・関東巨大地震.津波の高さ15メートル/死者行方不明2万以上/東京,帰宅難民数百万人が発生し,大混乱/また福島原発事故(1号〜4号機の破損で一部放射能漏れ発生)も発生し,計画停電の影響などで東京など関東の交通機関も混乱。日本の歴史に残る大災害となった。


●日本国外を発生源とする津波(18世紀以降)

1755年 ポルトガルのリスボン地震 - 津波によりおよそ10,000人が死亡。
1946年 アリューシャン地震 - 波高30メートル(推定)- 死者行方不明者165人。
1960年 チリ地震 - 日本では死者不明者142名。地震発生の22時間30分後に18,000キロメートル離れた太平洋沿岸に津波が襲来した。遠隔地津波として日本では有名。
2004年 スマトラ島沖地震 - 波高34 メートル - スマトラ島アチェ州やスリランカ、タイのプーケット島周辺を中心にアフリカ東岸にかけて、インド洋沿岸各国で 25 万人の犠牲者。遠隔地津波発生で史上最大の被害。
2010年 チリ地震 - 地震発生から21時間後にフランス領ポリネシアで4メートル、ハワイのマウイ島で1.8メートル。




【以下は今回の巨大地震と津波の映像】


You Tube映像:東日本巨大地震・津波が襲う



地震直後の新宿駅.m4v / 東京,帰宅難民が大量発生
http://www.youtube.com/watch?v=Sfy2mqPn3S8&feature=related






最新・M9.0東日本大震災特別報道番組1/5.VOB
http://www.youtube.com/watch?v=Klw4HNxSrws&feature=related





最新・M9.0東日本大震災特別報道番組2/5.VOB
http://www.youtube.com/watch?v=8-7Qqkov6JQ&NR=1





最新・M9.0東日本大震災特別報道番組3/5.VOB
http://www.youtube.com/watch?v=R262NF7gN3o&feature=related





最新・M9.0東日本大震災特別報道番組4/5.VOB
http://www.youtube.com/watch?v=xWCXoGRxJJg&feature=related




最新・M9.0東日本大震災特別報道番組5/5.VOB
http://www.youtube.com/watch?v=Wm6EjQVjUBI&feature=related









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