女の世紀を旅する
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2011年02月23日(水) |
NZのクライストチャーチの地震.死者75人、不明約300人に |
NZのクライストチャーチの地震.死者75人、不明約300人に ニュージランド南島のクライストチャーチで大地震.邦人3200人が滞在,短期留学生らを含めると4000人近くが滞在しているという。
市のシンボルのカテドラル(大聖堂)が半壊した映像をみたが,日本と並ぶ地震大国ニュージランドでは10年に1度の割合でマグニュチュード7ぐらいの地震が発生していて,昨年も同地でその規模の地震が起こったばっかり。
イングランドのキリスト教会が19世紀中葉に築いた都市であり,クライスト・チャーチの名前も「キリスト教会」の意味。ガーデンシティと呼ばれているだけに緑に囲まれてきれいな都市だが,なにしろアンティークを好む国民性だけにレンガ造りの建物が多く,地震の耐震性がないためかんたんに建物が崩壊してしまっている。
地震大国の日本の常識では考えられない100年以上前のビクトリア式のレンガ建築が多く,多くの市民が瓦礫に埋められているようだ。それにしても,こんな小さい都市に日本人が3000人以上も住んでいるというから,よほど日本人に気に入られた庭園が多い魅力的な都市なのだろう。
●【オークランド(ニュージーランド北部)=塚本和人】当地のキー首相は23日記者会見し、クライストチャーチ市を襲った強い地震で、死者は65人から75人に増えたと述べ、国家非常事態を宣言した。「クライストチャーチでの惨事が次第に明らかになってきた」と語った。また、同市のパーカー市長は同日、行方不明が約300人に上っていることを明らかにした。
被災地では同国軍や消防当局などが懸命の救出作業を続けている。同市周辺では余震が断続的に50回以上発生。雨も降り続いており、作業は難航しているとみられる。地震発生後から閉鎖していたクライストチャーチ国際空港は同日、国内便の運航を再開した。
ロイター通信によると、富山市立富山外国語専門学校の学生らが閉じ込められているビルには民放テレビ局も入っており、学生のほかにも多数が生き埋めになっているという。救助隊員は「テレビ局内にカメラを入れ、(がれきの中の)空間に15人が生存しているのを確認した」と語った。
クライストチャーチ病院には、骨折した人らが大勢運ばれている。AFP通信によると、学校や集会場などに避難した何千人もの人たちは不安な夜を過ごした。
--------------------------------------------------------------------- ●NZ地震、学生ら計23人不明 富山の学生2人救出 クライストチャーチの「キングスエデュケーション」が入っているビルの倒壊現場で22日、犬も使って生存者を捜す捜索隊=AP 今回のニュージーランドの地震で、クライストチャーチにある語学学校に研修や留学で訪れ、いぜん連絡が取れていない日本人学生らは、23人に上ることが外務省の対策本部などへの取材でわかった。富山市と京都市の外国語専門学校の学生・元学生計11人のほか、東京や京都の留学支援会社のあっせんで留学中だった12人の所在がわからないという。専門学校や支援会社などは現地に教員やスタッフを派遣するなどして安否の確認を急ぐ。
また、富山市に23日午前に入った情報によると、倒壊した建物内に取り残されていた同市立富山外国語専門学校の学生2人が新たに救出された。同市内の男子学生(19)と女子学生(19)で、男子学生は右足にけがをしているという。男子学生については、現地の搬送先の病院から家族に連絡が、女子学生については、本人が「無事」と家族に電話してきたという。
同校では、クライストチャーチにある語学学校「キングスエデュケーション」で学生ら23人が研修を受けていた。これで同校で救助されたのは13人で、残り10人の安否が不明という。
一方、留学支援会社「ワールドアベニュー」(本社・東京)は23日未明、キングス校などに学生や看護師ら17人が留学中で、うち10人と連絡が取れていない、と明らかにした。
京都市右京区の留学支援会社「マドレ・インターナショナル海外留学」も、クライストチャーチに留学している盛岡市の早坂美紀さん(37)と、神戸市垂水区の大坪紀子さん(41)の2人と連絡がつかないと発表。2人はともに看護師で、キングス校に通っているという。早坂さんは2月2日から約半年間、大坪さんは1月8日から5月末までの予定で滞在しているという。
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