女の世紀を旅する
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2007年05月13日(日) |
マクモニーグルが透視したUF0怪奇事件 |
《マクモニーグルが透視したUF0怪奇事件》
日本のテレビ放送で,依頼された失踪者を捜しだし,名が知られるようになったジョゼフ・マクモニーグルは,24年前にリモート・ビューイング(遠隔透視)でUF0怪奇事件を透視している。1981年にアルゼンチンのサン・マティアス湾で起きた軍艦乗員消滅事件に関してである。
彼はアメリカ軍の極秘プロジェクト「スターゲート」に所属し,1994年までの17年間にわたり,リモート・ビューアーとして活動した。彼の遠隔透視は非常にリアルで,視たままを絵にすることが出来たという。軍を除隊後,現在バージニア州ブルーリッジマウンテンで愛妻と暮らす彼は,かつて遠隔透視部隊に所属していた当時の驚異的な体験や記録を,次々に著書や雑誌で公表している。
マクモニーグルはメリーランド州フォートミード基地の透視部隊に所属していた時,ペンタゴン(米国防総省)から,しばしばUF0がらみの事件の透視を公式に依頼されたという。 1980年6月18日,この基地でUF0を感知したときのようすを,彼はこう報告している。
「物体は,高度4200メートル,時速7200キロで飛行中。 金属製の平らな物体だ。 下部にも上部にも,窓が一列に並んでいる。 上から見ると,二重の輪で構成されている。そのうち,外側の輪 が高速で回転。
飛行の推進力は,一種のプラズマかもしれない。あくまで目視のかぎりだが,原子核と電子が分離したガス状態の放射らしきものが見える。液体プラズマかもしれない。電磁気でコントロールされているのだろう。 90度の反転も楽々とこなす。 そのまま,南の空に消えた。」
マクモニーグルにとって,この事件は一種の予兆でしかなかった。 というのも,翌1981年,アルゼンチンのサン・マティアス湾で起きた軍艦クルー全員消失事件を透視中,再びUF0に遭遇した。
南緯41.1度,西経65度の事件現場は,海中から出現するUF0がしばしば目撃されている場所で,UF0研究家のあいだでは「海底基地」の存在が噂されていた地点であった。
透視実験を指揮したのは,F・H・スキップ・アットウォーター大尉である。 (以下,S=スキップ・アットウォーター大尉,M=マクモニーグル) 実験は4回実施され,4人が透視に参加したが,ここではマクモニーグルの透視だけを取り上げる。
★【当時の記録の公開】
S「1981年の奇怪な出来事に接近せよ」 M「湾のなかに船が一隻だけある。軍艦の一種らしい」 S「よし,近づけ」 M「ストップする。奇妙な感じなので....」 S「報告せよ」 M「船が...船尾のほうが沈んできている」 S「奇妙というのは,どういうことなのか」 M「とにかくそういう感じなのだ。船から離脱できないぞ。湾のなかに一隻きりだ」 S「船のようすを詳しく報告せよ」 M「ブルー・グレーの武装した船だ。前後に砲塔が三つある。」 S「よし。船の周りの『興味深い出来事』について報告せよ」 M「船の上には人の気配...閑散としている。船尾のあたりの水中に何かがある。この閑散とした感じ。人の気配もない...ここにあるはずのない船...遠いところでさまよっていたのだ。オーケー,わかったぞ,何か妙なことが船上で起こったんだ」 S「詳しく報告せよ」 M「全員呑み込まれてしまった」 S「どういうことだ,それは」 M「水に巻き込まれていった」 S「早く,あとを追ってみろ」 M「全員溺れた」 S「オーケー。報告を」 M「なにか恐ろしい,ショックなことが起こった。エネルギーを浴びた」 S「報告を続けろ」 M「無理だ。なにかすごく大きなエネルギーのためパニックになった。何が起こったのかさっぱりわからないまま,パニックになったんだ。バカな..」 S「報告せよ」 M「船の周りに,ブルーとグレーの霧が発生している。電子でも電気でもない,未知のエネルギーだ。感覚がマヒしてしまい,船も乗員もメチャクチャになった。いったい,これをどこまで続けたらいいんだ」 S「ブルーとグレーの霧の発生源を報告せよ」 M「霧は船の周りだけにしかない。もうやめたい。気分が悪いんだ。なにしろ...」 S「気分の悪い原因を報告せよ」 M「外の,上のほうからビームになってきている」 S「その,上のほうのことも報告せよ」 M「わかってもらえたらいいけど...自分でも知りたいのかどうかわからない。とにかく奇妙で,わけがわからない...」 S「話してみろ」 M「何かの攻撃を受けたんだ。よくはわからないが,乗員はとにかく消えた。船はさまよった...無人になって...乗員の遺留品は残っている。生きている者の気配はない。原因は,外部からの,あるエネルギーだ。うまくいえないが,船みたいなものから出ている」 S「どういう船だ」 M「非物質的な存在だ。その船というのは,ちょうどホバークラフトのように...一定の高さのところに浮かんで,そして異変を引き起こした」 S「空を飛ぶ乗り物なのか」 M「そうだ。空を飛ぶ乗り物だ。そこが問題だ。空を飛ぶんだから...言いたくはないが...UF0とは...違う。そうか...UF0といっても間違いではないかも...何者かがコントロールしている。だから未知の物体というわけでもない。やはりアレのせいなんだろう...この異常な事態は...ホヴァリングできる発達した乗り物で,脅威的な力をもっている。あのエネルギー・システムが,一種の特殊なエネルギーを放射して,正常な精神が破壊されたのだ。みんなパニック状態に陥って,どこかから飛びこんでしまったのだ」 S「どこかから...だって?」 M「飛びこんだ。ほとんどの者が...メチャクチャに走り回っていた...海に呑み込まれるところをこの目で見てしまった。ほとんどの者がそうなった...」 S「その空飛ぶ船について教えてくれ。軍艦のような形だったのか。」 M「ちょうど駆逐艦の...いや,砲艦ぐらいの大きさだった」
★ マクモニーグルなど計4人の透視で判明したことは,演習中の軍艦に,UF0と思われる謎の物体が接近して不測の事態が起きたこと。放射されたエネルギー・ビームを浴び,艦上は大混乱。やがて,乗員の何人か,UF0内に拉致されたようだ。そこで目的を達したのか,UF0は高度を上げ,西に飛び去った。その瞬間,UF0の乗員の姿が垣間見えた。性別は不明,体つきは華奢(きゃしゃ)で,表情は感情をもたないもののそれだった。現場には無人の軍艦だけが漂っていた。
※資料 『サイコメトラー』(並木伸一郎著 二見文庫)
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