女の世紀を旅する
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2005年04月30日(土) |
世界文学者の箴言 《 男と女について 》 |
文学者の箴言 《 男と女について 》
2005/04/30
1 わたしは女性が愚かものであることを否定はしませんが,全能の神は男性につりあうように女性を造られたのです。 (ジョージ=エリオット)
2 女によって堕落する人もある。しかし女あって生きられる人が何人あるか知れない。 (武者小路実篤)
3 厚かましく男性的に育った女,女性的な男ほどには嫌われない。 (シェークスピア)
4 お産は女の出陣だ。いい子を生むか死ぬか,そのどっちかだ。 (有島武郎 『小さき者へ』)
5 女性が弱いというのも嘘である。世の中に何が強いと言って,無神経なことほど強いことはない。(亀井勝一郎)
6 ああ,女の皮をかぶった虎の心! (シェークスピア 『ヘンリ6世』)
7 猫が年をとると,だんだん図々しく不気味になってくる。女もうっかり年をとると,似た性格を帯びてくる。 (平林たい子 『にくまれ問答』)
8 女は娘でいるうちは五月の花どきのようだが,亭主もちになると,たちまち空模様が変わる。 (シェークスピア 『ヘンリ6世』)
9 真の愛の最初の特徴は,男性の場合は臆病になり,女性の場合は大胆になることである。 (ヴィクトル=ユーゴ)
10 男の勇気は束縛から逃れることにあるが,女の勇気はそれを堪え忍ぶことにある。 (ギゾー夫人)
11 男は少ししか愛さないが,しばしば愛する。女は非常に愛するが,めったに愛さない。 (バスタ)
12 男の愛情は,彼が肉体の満足をえた瞬間から目に見えて低下する。どんなほかの女でも彼が所有した女よりも多くの魅力をもつように思われて,彼は変化を熱望する。それに反して,女の愛情はこの瞬間から増大する。 (ショーペンハウエル)
13 男というものは自分の尊敬する人間を必ずしも愛するとは限らない。それに反して,女は自分の尊敬するものしか愛さない。 (サニアル=デュペー)
14 女に自分を理解してもらおうとすれば,たいがいは失望に終わるが,犠牲を要求して期待を裏切られることは稀である。 (ティボン 『愛の哲学』)
15 40歳から50歳まで,男は心底において禁欲主義者か好色漢である。 (ピネロ『タンカレイ第二夫人』)
16 わたしが女より男のほうが好きなのは,彼らが男であるからではない。彼らが女でないからである。 (スウェーデン女王クリスティーナ )
17 男たちがわたしたちに憐憫の情と敬意とを同時に起こさせるときには,わたしたちに対する彼らの支配力は無限になる。 (エッシェンバッハ )
18 男同士は,本来,おたがいに無関心なものであるが,女というものは生まれつき敵同士である。 (ショーペンハウエル)
19 自分の恋の勝利を決して自慢しない男は,なんといってもたくさんいるものである。しかしすべての女性は,恋に敗北したことを誰かに話さずにはいられないものだ。 (ベルナール )
20 男は自分の情熱を殺して,自分を殺さない。女は死ぬ気で愛する。 (アルセーヌ=ウーセイ )
21 男が女に出会うとする。女の醜さが彼に不快の念を与える。しかし,もし彼女に気取りがなかったら,まもなく彼女の容貌が,その顔立ちの欠点を男に忘れさせる。彼はその女を可愛いと思い,愛することができるのでないかと考える。一週間後には彼はその女に夢中になる。 (スタンダール『恋愛論』)
22 男というものは,自分の愛している女を憎み,そしてどうでもよい女を愛するものだ。 (シュニッツラー『恋愛三昧』)
23 男は妻や愛人を嫌いだすと逃げようとする。だが,女は憎む男に報復しようと手元に押さえておきたがる。 (ボーヴォワール『第二の性』)
24 国民性はつねに人間を通して,とりわけ女性を通して察せられる。 (アミエル『日記』)
25 女をよく言う人は,女を充分知らない者であり,女をいつも悪く言うひとは,女をまったく知らないものである。 (ルブラン)
26 女の欠点を知ろうとする者は,すべからく彼女の女ともだち前で,彼女をほめたたえてみること。 (フランクリン『書簡集』)
27 女の友情はどこでも等しく不安定なものだ。総体的に女たちは信用しあうことができないのである。そのため親密さは,遠慮とか疑念とか真実の出し惜しみなどに手加減されて味が薄くなるのである。 (サマセット=モーム『作家の手帳』)
28 男たちは証拠にしたがって判断する。女性が愛していない時には,彼女はすでに手ごわい判決を下しているのである。 ( シラー『女性の判断』)
29 女の祖国は若さなのです。若さにあるときだけ,女というものは幸福なのですわ。 (ゲオルギウ『第二のチャンス』)
30 美しい女にはやがて飽きがくる。善良な女には決して飽きはこない。 (モンテーニュ『随想録』)
31 女は決して自分の自然な姿を見せない。なぜならば女は,自然から生みつけられたままできっと人から好かれるものだという風に考えることの出来る男ほどのうぬぼれがないからである。 (ゲーテ『ヴィルヘルム=マイスターの修業時代』 )
32 女の身を滅ぼすかの流行という病にとりつかれて,無我夢中になっている,あどけない女たちの姿を,一服の絵にしてごらんなさい。そしてまた,女が無意識にしめす女性特有の羞恥を含んだ姿を一服の絵にしてごらんなさい。おそらく,一目で女というものをすっかり理解なさることでしょう (キルケゴール『追憶の哲理』)
33 一つの眼差し,一度の握手,いくぶん脈のありそうな返事などによって元気づくのが,恋をしている男女なのだ。 (アンドレ=モロア )
34 ドン=キホーテが不思議なことに出会うのは偶然ではないね,それはドン=キホーテの人格のなせるわざだよ。 (三島由紀夫)
35 男というものは,いつもそうだが,わが家から離れている時が,いちばん陽気なものだ. (シェークスピア『ヘンリ5世』)
36 女が年をとって女でなくなるとそのあごにヒゲが生える。だが年とって男でなくなった男にいったい何が生えるのか? (ストリンドベリ『父』)
37 女にもてなくなってしまった男は,それを機会に素行をあらためる。 (ヴォーヴナルグ『省察と箴言』)
38 女にいいよることをしない男は,男にいいよる女の被害者となりがち だ。 (ウォルター=バジョット)
39 男は自分の知っているたった一人の女,つまりかれの妻を通じて,女の世界全体をいいかげんに判断している。 (パール=バック『男とは,女とは』)
40 男が心底好きなものは二つある。それは危険と遊戯である。そしてまた男は女を愛するが,それは女がもっとも危険な遊戯であるからだ。 (ニーチェ )
41 地球上における男女両性の共同生活は,はなはだ頼りない現実であり,たんに見せかけにすぎないといっても過言ではあるまい。 (ラ=ロッシェル『夢みるブルジョワ娘』)
42 男性は,その性的欲求が満足させられた時には女性に興味を持たない。女性がこのことを初めて知った日こそ,彼女の生涯における悲劇の一つである。 (モンテルラン『若き娘たち』)
43 男については人はこれを知ることが出来る。しかし女については人はほとんど判じることしか出来ない。 (アンリ=ド=レニエ『どんく』)
44 女から見て,男の最大の難点は,彼らが男であることだ。男から見て女の唯一のねうちは,往々にして,彼女たちが女であるということだ。 (アンリ=ド=レニエ『半面の真理』)
45 男の顔は自然の作品,女の顔は芸術作品。 (アンドレ=プレヴォ『楽天家用の小辞典』)
46 男というものは嘘の国の庶民であるが,女はそこの貴族だ。 (アペル=エルマン)
47 世にも馬鹿な女でも,聡明な男を敷くことが出来る。しかし馬鹿な男を敷くためには女はよほど巧妙でなくてはならない。 (キップリング『丘の話』)
48 なぜ美人はいつもつまらない男と結婚するんだろう。賢い男は美人と結婚しないからさ。 (モーム『呪われた男』)
49 男が女に愛された場合,たとい相手がつまらない女であっても,その恋に打算や利害が伴なっていないときは,男は相手の女に永久に感謝の念をいだくものである。 (デュマ=フィス)
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