女の世紀を旅する
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2002年02月05日(火) 世界文学者の言葉 《人生について 3 》

 《人生について 3 》 箴言集

         ―― 年齢と老いについて ――






1 その年齢の知恵を持たない者は,その年齢のすべての困苦をもつ。
                       (ボルテール)



2 吾十五にして学を志す。
  三十にして立つ。
  四十にして惑わず。
  五十にして天命を知る。
  六十にして耳順(したが)う。
  七十にして心の欲する所に従えど矩(のり)をこえず。
                 (孔子『論語』)



3 二十代の恋は幻想である。
  三十代の恋は浮気である。
  四十歳にして初めて真の恋を知る。
                (ゲーテ)




4 十歳にして菓子に動かされ,
  二十歳にしては恋人に,
  三十歳にして快楽に,
  四十歳にしては野心に,
  五十歳にして貪欲(どんよく)に動かされる。
  いつになったら人間は,ただ叡知(えいち)のみを追って進むようにな
るのであろうか。
         (ジャン=ジャック=ルソー )




5 人間は四十を越したら,だれでも自分の顔に責任をもたなければならない。
                   (リンカーン)




6 わたしは,「四十にして惑わず」という言葉の裏に四十は惑いやすい年齢であるという隠れた意味を認めたい。
                  (寺田寅彦『厄年とetc』)




7 世間,分別も四十に及ばざれば,定まらぬものだ。
           (江戸時代の僧侶 鈴木正三〈しょうぞう〉)




8 人間の一生は一刻一刻と過ぎ去る。
                (三木清『哲学的人間学』)





9 愛する者,親しい者の死ぬることが多くなるに従って,死の恐怖は反対に薄らいでゆくように思われる。
                (三木清『人生論ノート』)




10 老齢は明らかに迅速なり。ともかくわれわれに必要以上に迅速に切迫する。
                 (プラトン『饗宴』)





11 老齢を堪えがたくするものは,精神,肉体の働きが衰えていくことではない。思い出の重荷である。
                 (サマセット=モーム)




12 ああ!青春! 人は一生にひと時しかそれを所有しない。その残りの年月はただ思い出すだけだ。
                 (アンドレ=ジード)




13 もし私が神だったら,私は青春を人生の終わりにおいたであろう。
                (アナトール=フランス )


カルメンチャキ |MAIL

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