2005年03月02日(水) |
結婚式で自分の価値観を思い知る |
来週の結婚式を控え昨日は、イラストレーターの姉と当日配るペーパーアイテムの打ち合わせ。夜はブリティッシュ・カウンシル主催の英国大学卒業生同窓会のワイン会に友達と参加した。結婚式の 招待状は私が適当に作ってしまったので、当日配るものは姉が作ってくれるというので頼むことにした。この1月姉は仕事でちょうどウエディングの本のペーパーアイテムのページの仕事をしたばかりだ。なんだかタイミングが良い。
私はウエディング関係の本は全然買っていなかったので、姉が資料として買っていた雑誌(だって一冊1500円もするうえ、非常に重い)をもらってきて、その雑誌の付録についていた挙式までにやらなくてはいけないことリストで結婚式当日までのTO DOリストを再確認。
でも、私たちの結婚式はジミ婚なので、一般の結婚式にはあっても、私たちには必要の無いものがいっぱいある。例えば、宴会芸の手配、花束贈呈用の花束の用意、リハーサルヘアメイク、などなど。
私は小さい頃からウエディングドレスに憧れたことなど無かったし、山ほどのドレスを見ても、「どれにしよう〜!目移りしちゃう」という反応も無かった。でも、私のどこかに、どうせ結婚するなら気持ちの区切りとして式みたいなことをやりたい、という気持ちがあったらしい。そして、式をするなら衣装を借りたりするのが常道で、集まってもらうんだったら、その後みんなで美味しいものでも食べて一緒に過ごしたいよね。という気持ちになった。そうして、その気持ちから規模は極めて小さいけれど結婚式&パーティをやることになった。
私が結婚にまつわる様々な消費活動の中でで、イラついたのは「ウエディングですから」「一生に一度のことですから」「普通はみなさん**されますよ」などと言われることだった。
最初はなぜ、「今が一番幸せな時ですね」と一般的に言われる結婚式前に、私はドレス選びや、式場との打ち合わせなどがこんなに楽しくなく不快な気分になるののか分らなかった。
でも、最近気がついた。私のニーズは、彼らが提供してくれるサービスが応えようとしている「一生に一度の晴れ舞台で美しい私を見せたい」とか「来てもらった人に恥ずかしくない挙式や披露宴をしたい」といったニーズと少しずれているのだ。
そして、ウエディングならこれは必要でしょ?という無言の圧力のもとに消費活動を強制されているようで、たまらないのだ。 そして、それを必要ないと断わったり、値切ったりするのは、すごーく疲れることなのだ。満面の笑みで、一生に一度ことですから、これくらいはしておいた、(お金をかけた)ほうがいいですよ。と和やかに勧められることをを断ったり、高いとケチをつけたりするのは、非常に難しい。
そこで流されてしまえば、後悔するし、断ったり、値切ったりすればあれで良かったのかなあと思う。
結婚式や披露宴を自分らしくやりたいと思うと、それは自分の価値観と世間一般の価値観との戦いの場にもなるのだと思った。
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