まだ、スペイン旅行の雰囲気が抜けなくて、のんびりだらだらすごしてしまったこの三日間。毎日オレンジジュースが飲みたくて仕方ないという、スペイン病にかかってしまっている。
トイレは無事翌日の午後に修理の人が来て直してくれました。 でも、それまではいつ直るのか不安だった。寮の管理をしているところに、翌朝一番でトイレが壊れた旨の書類を申請しに行ったが、修理の人を頼んでみるが、いつくるかわからないというので、出かけることもできず、ハラハラした。
トイレが壊れると、こういう文化的生活に普段いかに慣れているかということが良く分かる。開発学をやってる友達には、インドでは手で水を汲んで流してるんだから、なんか自分でバケツに水汲んで来て流せばいいじゃん。と言われたけど・・・私は、この部屋にバケツすら持っていないのだった。
今日は、シネマシティーで石井總互監督の「五条霊戦記」とアフガニスタンの映画「カンダハール」の二本をぶっつづけで観てきた。
「カンダハール」は見ていて辛かった。見た後もずーんと重く心にのしかかってきた。学ぶことを許されない少女たち、医者にも顔や体をさらすことができない女性たち。銃を握る少年や男たち。
一対一の恋愛や婚姻関係に慣れている私にとっては、「私の第4夫人は・・・」と男性が語る一夫多妻制にすごく違和感を覚えた。その地域にはそこにふさわしい制度や慣習があり、それを欧米的近代的視野から見て判断するのは危険だということはわかっていても、この映画の中で見られる、女性のありかたに私は腹立ち、苛立ちを覚え、なんともいえない嫌な気持ちになった。
まあ、戦国時代はもちろん、明治維新以前まで一夫多妻制に近い状態が許されていたのだから、もちろん中近東だけの話ではないのだが・・・。
しかし、イスラム圏での宗教的しばりのきつさ、特に子供と女性に対する扱いのきつさ、を目にするとなんともいえない複雑な思いがした。
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