2002年02月13日(水) |
パンがないならケーキをお食べ |
今日、伯爵ハリーのゼミでのプレゼンがあったので、それの質問者に指定されている私は、事前に彼のところに行って、彼のプレゼンにたいする質問を準備するべく、その内容を前もって知ろうと試みた。先週、彼は、 「そうだね。前もって準備したほうがいいねー、じゃあ、来週のプレゼンの前の日に会って打ち合わせしよう。」 と言った。 しかし、昨日彼にあったら、彼のプレゼンの内容すら決まっておらず、私にアウトラインを見せて、「こんな感じなんだけど、どう思う?」。 私に聞いてどうすんだ? こっちが聞きたいくらいなのに?と腹立ちを抑えて、とりあえず、彼が話すであろうトピックを確認する。きれいな万年筆で、うーん、ちょっと待って、といいながら、Islamic Architecture form in Veniceの良い例となる、彼がプレゼンで取り上げる建築物の名前をレポート用紙に書いてくれた。 「サンキュ、それでこれらの建物のイスラム的な特徴について話すわけね?」といぶかしげに聞くと、 「うーん、まあね。そんな心配することないよー。僕のプレゼン聞いて、そこからなんかピックアップして聞いてくれればいいんだから。君の役割はそんな重要じゃないんだから。」 ピキッ、それが出来ないから聞きにきてるんじゃない? プレゼン聞いて、即時に理解して、その内容に突っ込むことができたら、前もって聞きにこないわよ!! そうよ、ゼミにおける私の役割なんて、どうせ誰も期待してないわよ!!
人間思いやりが大事ね・・・ハリーは、ジェントルだし、フレンドリーだけど、彼には想像力というものがない。彼らが出来て当然のことをするのに、英語力のない私が四苦八苦してしまうことなんて理解してもらえない。マリーアントワネットが、パンがないならケーキを食べればいいのに!!と言ったことを彷彿してしまった。あーあ、こういう経験すると、日本で外国人を見かけたら、今度から絶対親切にしようって心から思う。(今までも不親切だったわけじゃないが、英語ができなかったのでうまく説明できないことが多々あり)
まあ、結局、私はハリーのプレゼンに上手く突っ込むことはできず、適当にコメントして終わった。 休憩時間に、私の顔を見て、プレゼンどうだった?と聞いてきてくれたので、一応気にはかけてくれたみたいだし。 もちろん、笑顔で“So interesting!” と答えたけどね。 しかーし、ネイティブの学生との壁は厚いと感じた一週間でした
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