ふうこの英国留学日記-その後

2002年01月25日(金) 体と心の距離


この間、彼に電話して、彼が言った言葉。

「離れていると、気持ちも薄れてきちゃう。会えないとあきらめもつくしね」

日本とイギリスという、物理的距離はどうしようもないなんてこと、私だってわかってる。そばにいたほうが、いいのもわかってる。でも、今の状況でそういうことを口にする彼は、いったい私にどうしろというの?

「手紙が欲しい、待ってるから」と言われ、二時間かけて、便箋8枚にわたる手紙を書き、今朝投函してきた。これで、少しは伝わるだろうか。

夜、コーエン兄弟による The man who wasn't there を大学の映画上映会で観る。主人公エドのタバコの吸い方、眉間のしわの寄せ方が昔の彼氏に似てた。久々に彼のことを思い出した。彼は今、どうしているんだろう?

映画は面白かったし、その後、友達とpubで飲んでおしゃべりして、すごく楽しそうな私。でも、心の中は、かなりやけになってた、彼のことで。私は離れていても、彼が好き、でも、それだけじゃ、どうしようもないの? 会いたい時に会えない相手を好きでいてもしょうがない・・・なんて言われたら、私にはどうしようもない。

なんの約束もない私たちは、不安になったり、忘れようとしたり、再確認したり、そうしながら、どうにかここまで、続いてきた。

気持ちが薄れるという言葉に、私は泣いてしまうけど、私は、まだ私たちのつながりを信じたがっている。彼が、どう思うかはわからないけど、私にできるのは、ただ好きでいつづけることだけ。

体は離れていても、気持ちではいつもそばにいたい。





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