minimum maximum
ねこのひげは、バランスよく。

2002年02月10日(日)

2日前から読み始めた素樹文生さんの「旅々オートバイ」。
今のこの時期、このタイミングに出会ったことに、
とてつもなく運命的なものを感じてしまった。
オートバイについての云々はあんまりわかんない。
でも、彼の姿勢というか、言葉使いというか、
人との接し方や物事への着眼点、あるいは自分の在り方とか、
妥協についてとか、自分のなかの「核」についてとか。
あとがきも含めて337ページの世界の中に、
今まであたしの中で渦巻いていたものが文字として存在して、
それが想いとなって染みていった。
1964年生まれということは、今年で38歳かぁ。
できれば、この旅を始めた当時の、27歳の彼に会って、話がしてみたかった。
そして、「ダイジョウブ」だよって、言って欲しい。
(あ、あとついでに、装幀が佐内さんというのも、かなりの高得点)

日曜日らしい日曜日。
女子モーグルのハイライトを毛布にくるまりながら見る。
何も予定はなかったけれど、今日はそれでもよかった。

時間の感覚もないまますごしていると、エツコから電話。
これから会えますか?って。
同情されてしまうほどお金がないし、今日は一日うちにいる気分だったから、
来てもらうことにした。そういえばエツコも来たがっていたし。
あったかいココアと音楽とおしゃべりと。
なんでもない時間だけれど、心地いい栄養剤だなー。






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