風のひとり言
kaze



 行く末

久しぶりに会社に出かけてみた。
特に何があったわけではないが、
退職後に工事したという事務所の様子と、
取り残された?同僚の愚痴を聞くために(笑)

すっかり様変わりした部屋に入ると、
かつての同僚が温かく迎えてくれる。

同僚の女性は58歳。
会長の親戚筋に当たり、
旦那様を不幸にして事故で亡くされて入社してきた。
入社年度も同じ年。
18年間共に過ごしてきた同僚である。

実は彼女も退職届を出したそうだ。
よくよく話を聞いてみると、
我々が辞めた後の将軍様のご乱心振りは目に余るものがあるそうで、
散々我々の悪口を聞かされたそうだ。
「引継ぎがちゃんと出来ていない」
「奴らは結託して会社を起こした」
「仕事が来なくなったのは奴らのせいだ」などなど
全て・・・事実に反するこの言動に嫌気が差し、
また仕事の進め方、部下の扱い、人間性など・・・
とかくこの将軍とは反目してしまう。
同時に、不必要で無謀な書類作りを命じられ、
一晩徹夜で作業をしたとのこと。

会長の親戚筋だけに、己の野心に邪魔な存在であったのであろう。
それは退職への追い込みをかけたようにしか見受けられない。
案の定彼女が退職願を提出すると、
にこやかな微笑を浮かべたままあっさり受け取ったそうな。

それにしても・・・9人いた事務所から8人までが退職するとは
異常事態ではないのか?
取引先その他・・・みんな「なにかあったな」と勘ぐってるぞ〜〜〜
(って聞こえないんだけど(笑))

ま・・・せいぜい今のうちに我が世の春を謳歌しているがいい。
既に筋書きは見えてきた。
いずれ現社長は将軍に、その会社の全権を任すことになるだろう。
即ち代表権を与えた上で、倒産に追い込む。
かくして親会社は現社長の思惑通り、代理店としてのみ存続し、
余分な部分を切り捨てるに違いないのだから・・・
いずれ貴方も追われることになる!

そんなことを思いつつ・・・会社を後にした。
さて・・・来年の今頃はどうなっていることやら。
半分楽しみでもあり、半分寂しい気持ちもある。
なんだか複雑かな(笑)








2003年04月29日(火)
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