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■ 拉致問題
たまには時事ネタも・・・
北朝鮮に拉致された方の情報が開示された。 あれを見ていて解せないと感じた人はかなりの数に上るようだ。 そりゃそうだよなぁ。 どう考えたって、拉致されて全ての生活を剥奪された人間が、 「偉大なる○○のお陰で〜」なんてコメントが出てくること自体不可解。 まして自分の親に対してまでもそんなことが果たして言えるのだろうか? 誘拐犯と被害者の関係でよく言われるストックホルム症候群 なんかいい例ではあるけれども、この場合は当てはまるのだろうか?
もう1つ不思議なのが被害者の1人に見せた1枚の写真の件。 写真は、拉致される少し前に文通で仲良くなった彼が撮ってくれたもの。 その写真を見せ「誰だかわかりますか?」と聞くとしばらく考えた後「妹ですか」と答えたという。 いくら、何十年も世俗から切り離されたからといって、 自分自身の姿を見間違うことなどあるのだろうか? 記憶喪失や、脳に何らかの障害を抱えていない限り、ありえないのではないかと疑ってしまう。 疑えばきりがないのだが・・・ 「洗脳」もしくは「影武者」に想像が行くのは、決して難しいことではない。
日本国はどう考えているのだろう。 「強制的に拉致された人間に対して、本人の帰国意思確認をするなどという悠長な事を言わずに 強制的に一旦帰国させるべきだ・・・」 被害者家族の会の談話・・・勿論その通りではないか? それこそ上記の症候群に見舞われようとも、その関係は引き裂かれる。 日本国内での犯罪と同等レベルで考えるべきことでないことは解るものの、 基本的には同じ考えでも良いのではないだろうか? まして先方の発表をそのまま鵜呑みにできるのか?信じているのか? 先日の新聞では9割の人が「信じていない」と答えている。
政府はどうも被害者家族の感情を逆撫でしているだけにしか思えない。 その対応、そのコメント・・・どれをとっても、「よくやってくれた」と感謝されるようなことがない。 自国の人間が他国に干渉され、拉致されているにも関わらず・・・こんな対応でよいのか?
がしかし、現状を考えてみる。 どんな対応をすれば、被害者家族を含む多くの日本国民が納得するのか? 相手国に繰り出し、不明者を探し出すことは難しい。 まして国家が相手となれば、不可能に近い。 国交樹立を進め、日本の警察権を干渉できるようにすることが近道なのだろうか? 今日本政府は、苦渋の選択を国民に突きつけられている・・・
2002年10月08日(火)
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