 |
 |
■■■
■■
■ ネット世界
ネットの使い方とはなんだ? それを操る人間が、一たびネットの中にはまり込めば、 違う自分を演出することが出来る。 虚構の世界に身を委ね、現実とは違う自分を作り上げてしまうことが、ままある。 そこには顔も声もなく、ただ文字だけが写されるからだ。
例えば気の弱い人が、ネットの世界では強い人間を演じることもあるだろう。 対人恐怖の人も、ネットでは社交性があるかもしれない。 がしかし、現実と虚構の入り混じった世界を行き来すればするほど、 自分を見失い、今いる世界が見えなくなってくるもの。
猫を虐殺した上に、それをネット上でリアルタイムに状況を書き込み、 果てはその画像までもを貼り付けたアホが逮捕された。 こいつもまた、いつもオドオドしていた、対人恐怖症のようだったと関係者は言う。 ネットの世界で強がって見せ、そこが自分の世界と思い込み、 大きな勘違いのまま、強い自分を作り上げた結果だろう。 奴の書き込んだ文章を読み進めていくほどに、常軌を逸しているのがよくわかる。
奴が貼り付け書き込んだ某巨大掲示板は、過去にも犯罪者が出ている。 「佐賀バスジャック事件」の高校生もそうだし、他にも幾人か・・・ コイツらもまた、現実と虚構を彷徨った1人1人なのだろう。
そしてまた、この猫殺しを捕まえるため、更には実刑に処すために、ネット上で署名活動が行われている。 犯人が特定できたのも、その場にいた人間が警察に通報、IPから住所を割り出した結果と言う。 そして何より・・・書類送検で終わっていた彼が今回逮捕されたのもまた、その署名などによる結果であるらしい。 即ち「社会的反響が大きいため」・・・ 今、逮捕された奴は拘留されているのだろう。あるいは実刑になるのかもしれない。 (もっとも前例がない以上、裁判所も判断に悩むだろうがね) その署名活動も、当然犯人とは対極にいる人間が始めたもの。 多くの賛同者を得て、この結果に結びついたことは、 事の善悪を無視した上で言えば、やはり「ネットの怖さ」を感じずに入られない。
また、犯罪などが起こった場合、ニュースよりも早くネット上では情報が飛び交い、 挙句には犯人の顔・住所・氏名などが写真つきで公開されることもある。 それによって、直接攻撃をかけるもの、関係者を攻撃するもの、などが出てくる。 それをやる人間もまた、自分を見失っていないのだろうか? この掲示板が悪いと断言はしないが、多くの人間が集えば、そこに多くの問題を抱えてしまうことにもなる。 そこでの様々な書き込みを見ていると、相手に対する誹謗中傷は当たり前。 個人情報の流出も厭わない。 結局、バーチャルの世界でしか生きられない、自分を出せない人間が、 勘違いの末にこうした行動に出ることが多いのだろうか?
ネットは所詮人間が作り出したもの。 そいつにいいように扱われていたのでは、凡そ知性を持つ人間とは言えない。 人間が人間であることを放棄した上で、機械によって脳を侵され、あげく転落していく・・・ これからの社会、こんな奴らが増えつづけていくのだろうか?
ネットの使い方は人によって様々。 が、一つ使い方を誤るだけで、それは武器にもなるし自分を侵すウィルスにもなる。
肝に銘じておいたほうがいい・・・
2002年08月12日(月)
|
|
 |