風のひとり言
kaze



 ディレクター

ディレクター稼業は、自分の考え・思いにある程度の自信を持っていないと勤まらない。
確固たる自信・信念を持たねば、やっていられない。

こんな自分も何本か演出をしてきたが、
なかなかそんな自信が持てずに、いつも大変な思いをしてきた。
番組作りはいつも自分との葛藤であり、
撮影の現場でも、編集作業でも「これでいいのか?」の繰り返しである。
そうやって試行錯誤しながらも、とりあえず形になったテープをスポンサーに見せる時、
この時のプレッシャーは本当に大きいんだよなぁ<自分的に

「何を言われるか」が解らないから、考えたところで仕方ないことのはずなのに、
びくびく・はらはらのし通し(笑)
それが大抵の場合、自分が気に入らないところや、何か言われそうな部分は素通り(笑)
で、思いもよらぬところで指摘を受けたりする。
結構そんなことが多いもんなんだよね。

さて・・・今、部下に付かせているクライアントの担当者も、まさしく自信のない人の典型か?
何度も何度も手直しを要求してくる。
見るたび、確認するたびに、直したくなってしまう。
自分の自信のなさが露呈しているだけなのだが、それに付き合わされる方はたまったもんじゃない(笑)
まぁ・・・気持ちが痛いほどわかるんだけどね。
ただ、長年この稼業をやってきて思うことは、
結局最初のインスピレーションどおりが、結果として一番良く見えてしまうということ。
試行錯誤して、悩みに悩んだ部分というのは、最後まで悩ませてくれるばかりでなく、
こだわるほどの効果が得られない・・・ってことかな。

ディレクター稼業に必要な要素は、
ある程度の自信(ありすぎても困るけど)とこだわり。
そして更に重要なのが「割り切り」の気持ちかな。

2002年08月05日(月)
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