|
|
■■■
■■
■ 感情
感情というものは生き物であり、時にその始末におえないことすらある。 心の持ち主である自分の気付かぬうちに、勝手に成長していったり・・・ 日、一日その形を変えながら成長し続ける・・・ 特に恋愛感情など、その最たるものではないだろうか。
自分で言うのもなんだが、私は結構惚れっぽいところがある。 まぁそれこそ、普通の人の何倍かの数だけ恋をしてきたのではないだろうか。 但し、その全てが片想いなことも、普通とは違うが・・・
ある日突然に彼女を好きになる。 好きになった理由はわからない。 思い返せば、確かに好きになる過程、布石はあったのだろうが、 そんなことに気が付かず、それこそ突然湧いてきたように、感情が昂ぶる。 好きになってしまうと、やはり盲目がちになる。 周りが見えず、自分が見えず、 ただ「好きだ」という観念が自分自身を支配する。 そうなると、単純に「好き」という感情が、 「好きな筈だ」「好きでなくてはならない」等に変化をし、 更に強迫的に自分に迫ってくる。 「好きなんだ」と信じ込もうとする。
そんな時、一歩退いたところから自分を見るように心掛ける。 何度も何度も自問自答を繰り返す。 その想いが、本気のものなのか、それとも一時的な感情の流れによるものなのか。 好きになった理由、それまでの経過、自分の本心、 自分の求めているもの、そして展望。 そんな自問自答を繰り返すことで、「思い込みであった」と結論が出る時もある。 自分の心の動きが、パターンとして理解できる今は、流されることはもうないと思いたい。
恋は盲目とはよく言ったものだ。 自分自身の感情だからこそ、そいつに支配されずに、 自分でコントロールしていくことを心掛けていかなければ、 自分がだめになってしまう。 自分の中で勝手に好きになり、相手にその感情を悟られぬまま、勝手に終わらせる。 そんな、まがい物にも似た恋愛は、自分の中だけで繰り返すだけでいい・・・ と同時に、本当の恋愛を追い求めていたりもする・・・
2002年01月05日(土)
|
|
|