風のひとり言
kaze



 信頼と信用

先日の新聞に、巨人の監督に就任した原監督のインタビューがあった。
その中に、こんな一説が・・・

『選手に対しては、信頼関係というか、「お前を信頼している」という気持ちで話したいな、と思ってます。ただし、「信用しちゃうとまずいかな」とも思っています。信用しないとはいいいませんが、信用がマイナスに出る、逆に出た時に、がっかりするわけには行かないわけですよ。信用までして、ガクーッとなったら、試合は挽回できない。だから、信頼はしているけれど、信用はなって、どっかに線を引いておかなければいけない。』

この記事を見て感じた事・・・(50字以内にまとめよ・・・←違)
ハテ?信用と信頼?違うんだっけ?
ということで辞書をひくとこうなる。

信頼・・・信じて頼りにする事、信用して任せる事
信用・・・確かだと信じて受け入れる事、評判がいいこと、信頼される事

なんだ・・・辞書も同意語でくくってあるじゃん(笑)
しかしよくよく考えてみると、言いたい事はわかる。
「信頼」はあくまでもこちら側の意思によるもの。自分の思いってこと・・・
対して「信用」は時に相手側にプレッシャーを与えてしまう言葉。
普段何気なく使っている言葉で、しかも使い方を分けて考えた事もなかったが、
深読みするとこんな事もあるんだね。
やるじゃん!若大将!(爆)

しかし・・・若大将に面と向かって
「君たちの事は信頼してるけど、信用はしないからなぁ〜」
って明るく、しかも爽やかに言われる選手たちは「???」だろうなぁ・・・
しかも人は、良い事と(信頼してるよ!)悪い事(信用してないよ!)を同時に聞かされると、
悪い事のことばかり覚えているものじゃないかなぁ・・・
強烈に残るような気がするけど・・・
(どうせ監督は俺らのこと信用してないんだろ!)って・・・

そんなひねた考えをするのは、俺だけかもしれないけどね(笑)

2001年12月27日(木)
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