徒然草日記...至都

 

 

いしいひさいち - 2002年02月24日(日)

「いしいひさいち」という漫画家がいる。
いや、いたと云い変えたい。
現実と虚構の両者において
ピリリと風刺の効いた4コマを描いていた。

忍者無芸帳や鏡の国の戦争など
クスリとウウムが絶妙に噛み合っていて真に小気味よい。
何度でも読み返し其の都度違う反応をし、
かつ心地よい読後感を与えてくれる。

それが大問題シリーズになると少し趣が異なってきた。
最初はともかく2回3回と読み直すと
其の都度もう1度という気分が害なわれるのだ。

或る時代を端的に切り取った形になっているのだが
その形がなにかと偏見が強くあるのではないかと思えるのだ。
ヒトの見方に何らかの悪意を感じられるようになり残念である。



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