宮部みゆき - 2002年02月05日(火) 宮部みゆきとの最初の出会いは「平成御徒日記」である。 時代劇や歴史小説の舞台となった町並みを 敢えて御徒で踏破しようという企画物である。 市中引き回しの上獄門・磔などと簡単に口上されているが これを実際に御徒で踏破するとなると、此れが中々大変な代物らしい。 箱根の山越えや関所破りも現代人にはとんでもない暴挙らしい。 ということで現代人のひ弱さが上手に露呈されており 頭でしか物を考えられなくなりがちな我々には意表を突いた面白みがある。 次に出会ったのが「初ものがたり」という 本所深川の岡っ引き茂七親分が主人公の連作短編集である。 此れがほろりとさせてじんわりとした味わいである。 読み始めたら止まらない。という本に久しぶりに出会った。 というわけで今度は「本所深川ふしぎ草紙」を読んでみようと思う。 池波正太郎或は平岩弓枝の再来なるか!? 乞御期待! ...
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