徒然草日記...至都

 

 

人権という権利、知るという権利 - 2002年01月29日(火)

日本では人権が語られているようで
実はきちんと語られていないように感じる。
例えば犯罪が起こった後の加害者と被害者の人権については
必ずしも同じ扱いを受けているとは到底思えない。
特に加害者が未成年であった場合には其の差は甚だしい。

加害者は未成年だというだけで実名も年齢も顔も住所も生活環境も
全てが公にさらされることはない。
一方被害者の方は未成年、成年に関わらず
実名、年齢、顔、住所、そして周囲の家族までを巻き込んで
不特定多数の人間の前に時には興味本位でさらされる。

「知る」という権利、報道の権利という建前の元に。

未成年とは何だろう?
年齢が満たない、年端もいかず、という年齢だろうか?
少年とは何だろう?
最近、力だけがついて頭でっかちになっている
愚かな怪物が増加しているように思えて空恐ろしい感じがする。



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