R女王様の秘密のお部屋...Dr.R

 

 

ホントにしてくれる? - 2005年06月08日(水)

お前がもしも ボケた時も
俺が最後まで介護するで心配ないぞ
限りある人生にいっぱい
楽しい時間をお前と生きたい
一緒に料理したり 映画見たり
愛のあるSEXに精ェだしたり
何があるかこの先わからへん
けどお前を絶対 離さへんで マジで

                         三木道三 『Lifetime Respect』より


この歌が流行ったとき、
ついにラブソングに”介護”という言葉が出てくるようになったか!
しかも妻→夫ではなく、嫁→舅/姑でもなく、夫→妻なんだ!!
すごーい!!!

と、単純に驚き、ちょっと感激したものであります。

一方で、
介護のことをそんなに軽々しく言わないで欲しい…
という経験者の方の意見もあり、それはそれでなるほどな、と思ったり。

 (´-`).。oO(…どっちやねんな…)



実際に、訪問看護+介護の現場を見ていると、自分が思っていた以上に世の中には便利なシステムやサービスや道具があって、「誰かの介護をする」という事に対する社会の認知度も上がっているし、恐らく例えば10年前や20年前に較べると、在宅での医療・介護は格段にやりやすくなっているのではないか、と思います。

でもしかし。

やっぱ大変ですわ、人のお世話をするということは。。。


特に大変なのはボケちゃってるのに身体は元気で自分で動ける人
徘徊して行方不明になりかけたり、排泄物を家の壁に塗りたくったりというエピソードは、結構多くの方が経験しているようです。うーん。
『毎日、地獄でした』 『こっちが病気になりました』
『寝たきりになってくれたときは、おじいちゃんが天使に見えました』


酷い言葉だと、憤慨する人もきっとおられるでしょう。

けれど、私には愚痴をこぼしつつ、しっかり頑張って、丁寧なケアをしている彼ら家族を非難することなんて、とてもとても出来ません。



ねえ、最後まで介護してくれる?








ところで、三木道三って今も歌ってるんでしょうか?


...




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