R女王様の秘密のお部屋...Dr.R

 

 

終着駅 - 2004年11月29日(月)

今月半ばにY先生@一緒に外科ローテ中とチームを入れ替わりました。
その結果、受け持ちにターミナル(終末期)の患者さんが急に増え、新たな課題に取り組んでいます。


人間いつかは死ぬのだと、死は決して敗北でないのだと、そのことを知ってはいても、患者さんが亡くなったときの脱力感は辛いものです。

『きちんとみて貰って、父は幸せだったと思います…先生、ありがとう』

すべてが終わったあとの、ご家族の言葉が、何よりの救いでしょうか。
こんなアホな若造で、至らなくて、ごめんなさいね、こちらこそ沢山勉強をさせて頂きました、有難うございました。安らかにお眠り下さい…
心の中で呟きながら、頭を下げます。

書店の回し者ではありませんが。
『ターミナルケアマニュアル』淀川キリスト教病院ホスピス・編(最新医学社)
個人的に、役に立つ、良い参考書だと思います。
終末期の患者さんを診る(or看る)可能性のある方、是非一読をお勧めしたいです。

そのなかの一節、印象に残った言葉。



今はまだまだ修行が足りず、難しいのですが、いつかは自然にこうあれるようになりたいものです。


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