R女王様の秘密のお部屋...Dr.R

 

 

女(わたし)には向かない職業(おしごと) - 2004年10月04日(月)

10月最初の月曜になりました。いよいよ外科ローテ(3ヶ月間)の始まりです。

外科。気付いたらスーパーローテ制度が始まり、必修科として廻ることになっていた訳ですが…。正直、外科に所属するなんて、自分でも意外。

だってわたくしって――
(1)体力がない。それはもう圧倒的にない。
(2)伝統的体育会系ノリには(恐らく)馴染めない(と思われる)。
(3)立体構造物の把握が出来ない。典型的『地図の読めない女(※注)』。

〔※まあ、わたくしの場合は話も聴きませんけど。おほほほほ。〕

学生時代の臨床実習で、とある外科系の科に馴染めなくて、辛い辛い一週間を過ごした後、実家に帰って父@実は外科出身に思わず

『お父さん、私、外科には進まないと思います…』

っと弱音を吐いたら、







…良い父を持って、幸せです(涙)

さて。一日目の印象では、当院の外科には世間様で言われているような無茶苦茶さはないと言う感じでした。とりあえず、ほっ。
…いやいや、もしかしたらまだ本性を現していないだけかも、だけど。
もっと言えば、外科志望でもないローテーターなんぞ興味も無いのかも、だけど。


とりあえずこの3ヶ月の目標としては

★IVH(※注2)を入れられるようになる
〔※2 intravenous hyperalimentationの略。中心静脈栄養法とも。消化管による栄養の摂取ができない患者さんのための補助栄養療法で、鎖骨下や大腿から大きな静脈に管を挿入して、栄養価の高い点滴を出来るようにする。当然、フツーの点滴よりも手技としては大変。〕
★皮膚の縫合をある程度できるようになる
★術後管理ってどんなもの?というのを囓っておく
★出来る限り外科に迷惑を掛けない他科医であるために必要な物を探る

…こんな感じでしょうか…。えっ?やる気なさすぎ??

外科の先生方とこういう話をしていると、おひとりの先生から助言が。

『それと、もう一つな。内科医はあれやこれやと検査をするけど、実際に腹の中に何があるのかを肉眼で見ることは出来へんねん。”答え合わせ”は外科医の特権なんや。折角外科を廻るんやから、画像や検査データから予想した答えとオペの所見をしっかり照らし合わせるんやで!…どや?たまには俺もええこと言うやろ(笑)』

何ていい先生なんでしょう(感涙)
そこまでご親切に言って頂けるなら、頑張ります。わたくしなりに。
とは言えやっぱり不安で不安で(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルですが。

予定外の緊急オペ3件+初日の緊張で、ヘトヘトになって実家に寄った私に父はこう言いました。















『外科部長にはお前のことを
    しっかり鍛えてやってください
                          って頼んでおいたから』





…良い父を持って、マジ幸せです…
(滝涙+鼻水)






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