女王様、タブーを犯す - 2004年07月24日(土) 〜医療従事者の掟〜 手早く仕事を終えて帰ろうと思っていても、口に出してはいけない。 当直が無事に終わりそうでも、口に出してはいけない。 容態が落ち着いた、もう大丈夫!と思っても口に出してはいけない。 何故なら口に出した途端 それらは逆さになってしまうからなのだ。 久々に平和かも、と思って朝、実家を出掛け、母に 『今日は適当なところで切り上げてくるわ』 と言ってしまったのがそもそもの間違いだったような気がします。 あぁ悪性リンパ腫で自己末梢幹細胞移植予定の患者さんが帯状疱疹になっちゃったよ。…と言ってる間に急性骨髄性白血病の患者さん、熱出しちゃって下がらないよ。しかも心電図おかしいよ!!血小板輸血せなあかんのに。え?糖尿病で教育入院の患者さんが胃潰瘍になった?!何て?神経内科で持ってたおじいちゃんが気管切開のチューブを引き抜いた?S先生じゃ入れられないから私がやってって? etc、etc… やっぱ言い伝えにはそうとされる理由がある(こともある)のです。 掟、侮ることなかれ。 ...
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