女王様、患者になるの巻〔1〕 - 2004年05月15日(土) 土曜日です。 今週は毎日3回の処置を必要とする患者さんがおられるので、土日出勤。 まあ自分の患者さんですし、黒猫のゲーテ兄さんも多分私をキモヲタとは呼ばないはず。 って言うか妙齢の女性に向かってそんな暴言を吐く悪い子は お仕置きしてやらなくちゃねぇ。。。フフフ。 さて。採用時健康診断ではつい隠しちゃったわけですが、実は鬱持ちなわたくしです。学生時代は母校精神神経科の教授に随分とお世話になり、SSRI(※注)と呼ばれる薬で現在は概ねコントロールできています。 〔注:selective serotonin reuptake inhibitor。日本語では選択的セロトニン再取り込み阻害薬。脳の神経伝達物質であるセロトニンの分泌を増やして、落ち込みすぎたり拘りすぎる気分をやわらげてくれます。従来の抗うつ薬に比べて副作用がマイルドと言われています。〕 既に最悪の状況から脱しているとは言え、医師・医学生がストレスフルな状況に置かれていることに間違いはなく、ちゃんと仕事をするためには、当分、薬という補助輪の力を借りて再発を防ごうという目論見です。 さてさて。 国家試験前に母校大学病院で処方して貰ったお薬がそろそろ切れます。 大学病院を飛び出した私には、暫く教授の外来に行くのは、遠いし、時間無いしで確実に無理。そういうわけで、OBの先生の開業している医院を紹介して貰った訳です。有り難いことに土曜日も午前中は診て貰えます。素晴らしい。仕事のない日にこそ、病院は開くべきです!←おいおい自己矛盾…(汗 処置の合間に病院を抜け出し、患者の私になります。 さっきまで『先生、オレ治る?』とか訊かれていたのに、ヘンですね。 どんなところかとドキドキしながら地下鉄に乗り込みます。
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