新古今東西お笑い見聞録



コント番組

2002年02月27日(水)

土曜や日曜の夜のゴールデンタイムに
多く放送されているコント番組。
私はなにがおもしろいのかさっぱりわからない。

お笑いと言うのは芸人がいて客がいるというのが
基本である。テレビとなれば作り手がいて
視聴者がいると言うのが基本ではないだろうか。

芸人というのなら、お笑いを生業とする
タレントというのなら。客を笑わせてなんぼである。
しかし最近のコント番組ときたらスタッフを笑わせて
喜んでいる内輪ネタのみと成り果てている。

例えば考えてみよう感動ものの映画を見に行ったとき
となりに座っている人が自分よりも先に号泣していたとき
はたして泣けるでしょうか。
たぶんその光景に興醒めしてしまいかえって冷ややかに
映画を見てしまうことになるのではないでしょうか。

笑いは相乗効果を呼びどんどん膨れ上がるのが普通なのですが
それは劇場や寄席の客席で大勢が笑うからこそ連鎖するわけで
基本テレビの前のお茶の間という小人数の空間では
それほど大きな効果は期待できない。
さらに自分たちが笑う前にテレビからスタッフの笑い声が
聞こえてきたとなれば、なおさら笑うことなど出来るわけがない。

コントをするタレントはスタッフを笑わせたいのか
テレビの前の視聴者(客)を笑わせたいのか
はっきりさせるべきである。
スタッフを笑わせて満足だと言うのであれば
そんな番組はなくなってくれて結構だと思う。

かの伝説のコント番組である、8時だよ全員集合は
客前であのコントをやっていたことに生の緊張感が
ありありと伝わってきていたために更におもしろく思えた
ものである。

今のリテイクすることを、編集することを前提とした
甘ったれた考えかたで作っているのなら
非常に興醒めである。

舞台で漫才やコントをする芸人は常に生の緊張感を
背負って勝負しているということを
テレビ芸人はもっとかんじて番組を作るべきだと
私は考えるのである。

現在テレビで活躍している芸人も最初は舞台からだったはず
そのときの緊張感をもう一度思い出しもっとおもしろい
番組を作り笑いの絶えない世の中を作って欲しいものである。

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