7年前の今頃かな。
産まれたての子猫が風邪を引いた状態で電信柱の側でブルブル震えていました。
目も鼻も耳も塞がった状態で、いつ死ぬかわからないような状態。
そんな子猫を拾って動物病院へ連れて行くと
「2.3日が勝負だね」みたいな事を言われました。
小さな子猫用の食事を摂らせたり、薬を注射器で飲ませたりして
峠を越し、元気に育ちました。
その後、結婚のため家を出た後も家族が大事に可愛がり続けてくれました。
名前を「ムー」と名づけ可愛がってたつもりだったのだけど
出産のために里帰りした時に新生児の娘に猫の毛は良くない!って
それが頭から離れずにいたので
新しく増えた家族を見に来るムーを怒ってばかりいました。
「ごめんねー」ってなフォローもろくにせず、子育てに必死だったあたしは
当然のごとくムーに嫌われてしまいました。
ムーを拾ってから7年。今年も同じように過ごしていたはずなのに。
28日午後4時ごろ、一つ下の妹から電話がありました。
「ちーちゃーん、信じられへん、ムーが死んでしまったーーーー」
ムーは急に体調を崩して病院で息を引き取ったのでした。
亡くなる2日前に姿を見たとき、健康に見えてたから
撫でる事も名前を呼ぶ事も、抱き寄せる事なんてもちろんしないまま。
いつものように過ごしてたはずなのに。
もう、信じられなかった。
急いで実家に向かい、一緒に病院に行き、亡骸を引き取りに行きました。
急病のせいでとてもとても苦しんで死んでしまったムー。
何もして上げられなくてごめんなぁ。
こんなに涙が出るなんて思わなかった。
いっぱい泣いたからと言って戻って来るわけじゃないのに
ぼたぼた涙が止まらないのね。
近づいただけで「フーッ!」って怒る事があったぐらいに嫌われてたのに
たくさん撫でても怒られなくなったのは死んでからでした。遅すぎた。
居なくなって初めて気づくその存在の大きさ。
せめて今、出来ることをしてやりたい、って気持ちがいっぱいです。
明日は動物霊園でお葬式です。
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