2017年09月03日(日) |
オシロイバナの花色の不思議 |
一昨日の、花の色の話の続きです。
花の色の変化が面白いといえば、一番はなんといっても、オシロイバナですね! これはもう、色の変化を楽しむために庭に植えてます。
最初は、ミックスの種を買ってきたのに赤しか咲かなかったので(真っ赤なのと赤紫がかってるのとあったけど)、毎年、近所の道端から黄色いのの種を採ってきて、何度も蒔いたのですが、一面に咲いてる赤い花から大量に種が落ちてる場所に少量の黄色の種を蒔いても、黄色の花の種がたまたま生存競争に勝ち残る確率が低くて。
それでも四年位前に、やっと、偶然一本だけ勝ち残った小さな株にほそぼそと黄色の花が咲いたので、翌年からは、間引きの時にもなるべく前年に黄色が咲いた辺りのものを残し続けて黄色の株を増やした結果、今年は黄色が咲く株がけっこう大きく育って、花もいっぱい咲きました。
で、一昨年あたりから、期待通り黄色と赤の混じった花も咲くようになったのは良かったのですが、圧倒的に赤の株が多いので、だんだん、黄色の株に混ざる赤の割合が増えてきてしまい……。 黄色の株のはずなのに、一枝ほぼ全部赤い花ばかりの箇所も。 このままでは、やっと増やした黄色が、また赤に侵食されて減っていってしまいそうな気がします。 でも、そんな花色の勢力分布の変化を眺めるのが面白いのです。
あと、黄色もいいけど、白やピンクのオシロイバナも好きなので、これも、毎年近所から採ってきた種を庭に撒き続けていたのですが、同じ理由で、なかなか白い花が咲いてくれず……。 で、一昨年、思いついて、オシロイバナが生えていない家の裏の方に、白いのの種だけ蒔いてみました。
それで去年は白いオシロイバナが裏庭にほそぼそと咲いたのですが、日当たりの悪い場所なので育ちが悪く、種も少ししか取れなくて、この量ではまだ表庭進出は無謀と思い、もう一年、裏庭で待機させてみたところ、今年は株がだいぶ大きくなり、種もたくさん採れそうです。 これで来年こそは、満を持しての白花表庭侵攻作戦開始です!
そんなことを楽しんでいるうちに、ふと、不思議に思ったことがあります。
そういえば、私が白や黄色の花の種を採取してきた、ご近所の道端の白や黄色のオシロイバナの群落ですが、その全部が、ここ数年で赤が混ざり始め、黄色と赤の咲分けやピンクになってきてしまったのです。 近くには赤いオシロイバナは咲いていないのですが、多少離れていても、虫が花粉を運ぶから交雑するのでしょう。
こんなふうに、少し離れた場所に赤の株があるだけで、白や黄色がみんなどんどん赤に侵食されてしまうなら、どうして、世の中から(と言うと大げさですが(笑))白や黄色の単色のオシロイバナはなくなってしまわないのでしょうか。 メンデルの法則で、赤と白の花を掛け合わせると2代目は全部ピンクになり、三代目になると赤1と白1とピンク2全部が現れるという、あの図みたいな現象があるかれでしょうか。 でも、あの図だと、一対の赤と白から、三代目は四分の一の確率で白が現れるのですから、白の比率は、二代で半分に減っているのでは? やっぱり、代を重ねるごとに、単色の花は減っていくのでは? というか、赤が優勢のような気がするので、白や黄色の単色花は減っていくのでは?
なぜ、そうならないんでしょう。 O型の人間がいなくならないようなものでしょうか。 私がメンデルの法則を理解できていないだけ? 世の中、不思議な事がいっぱいです。
それと、もう一つ気になるのは、白と黄色と赤を全部一箇所に植えた時、三色混ざった花が咲くのかどうか。
白と黄色の咲分けは、ないことはないかもしれないけど、少ないらしいです。 というか、あっても、見てわからないらしいから、よくわからないらしいです。 が、三色混ざってるのって、あんまり見たことない気がしますが……。 どうなんでしょう。 子どものフリして子供電話相談室に聞いてみたいです(^^ゞ
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