2016年02月12日(金) |
覆面7Fブロック推理結果+推理経過(その7) |
Fブロックの推理、やっと結果が出ました。
F01 空蝉ばかりが残された 碓地海さん F02 名前のない色 佐倉愛斗さん F03 鐘山に迷う すずさん F04 子連れ天使 jijiさん F05 異説クリュタイムネーストラー 茅さん F06 イ●カに●った●年 西禄屋斗さん F07 光の真実 財油雷矢さん F08 ねがはくは花のもとにて... ネジ子さん F09 虹色クジャクと北の森 百里芳さん F10 聖泉鏡 鈴子さん F11 空の歌を捧げる歌姫の最後 三和スイさん
******** 推理経過(その7) (3日分くらいなので長いです!)
さあ、カオスに突入しました! (ずっと前からカオスだけど!)
ここから先は、カンニングしても答えは見えない! さあ、どうする! もう、どの人もさんざん材料探しはしたので、これ以上、推理材料見付けるのは難しそうだから、ある程度思い切って決めちゃうしかない!
うーん、やっぱり算用数字を信じて、鈴子さん06にする? うん。鈴子さんはフェイクをしない! 今までもしてなかったし(確認できる範囲では)、それで、あえて今回してくる理由もない! 今までは作品を出すだけで推理に参加する余裕無かったけど今回は頑張るぞーって時だったら、張り切って、今までしなかったフェイクをしてくる 可能性もあるけど、そういう様子もないから……。 サイトの作品で算用数字の時と漢数字の時と両方あるなら、漢数字作品出してくるかもしれないけど、今、確認したら、サイトの作品は、ほぼ算用数字っぽい。 隅々まで調べたわけじゃないから見落としはあるかもしれないけど、あるとしても見落としレベルの頻度のはず。 だから鈴子さんは、01は諦めて06!
そして、ネジ子さんは08! 理由は『願わくば』! 『さっぱりした話』……と言えば言えるような気がする!
あと、ネジ子さんは、身内が当てられなかったと言っていたから、ストーリー的にいかにもネジ子さんが書きそうな11ではない。 (↑勘違いだったことが判明! 身内が外したのはすずさんだった!) でも、文体に小細工したわけではなさそう。 ということは、ジャンルフェイクのせいで一見印象違うけどよく見ると文章は似てる、みたいな感じかな、と……。 それに当てはまるのは、今残ってる中では08でしょう。
物証としては、百里さんも使ってた『いくぶんか』くらいしかありませんが、読点の頻度的に、この四人と四作の中ではネジ子さんが一番これの可能性が高そうな気がします。 なにしろ、今残ってる人はみんな、接続詞等のあとに読点が来る頻度が比較的高めの人ばかりなのです。 この中で、こんなに読点の少ない文章を書きそうなのはネジ子さんしかいない!
残るは01と11、たいちさんと三和さん。 たいちさんはどっちでもありな気がするけど、三和さんが01はナシなような気がする。
よって、01たいちさん、06鈴子さん、08ネジ子さん、11三和さんで!
あとは最後にもう一度、ある程度の検証を……。
→検証を始めたらますますカオスに。
Fブロック、鈴子さんが算用数字を使った世界と封印した世界、二つのパラレルワールドの分かれてて欲しい……。 そしたら、どっちもそこそこそれらしい組み合わせが出来る。 両方回答にしたい!(笑)
世界A(鈴子さんが算用数字を封印した世界)
01 鈴子さん 06 三和さん 08 ネジ子さん 11 たいちさん
世界B(鈴子さんが算用数字を使ってる世界) 01 たいちさん 06 鈴子さん 08 ネジ子さん(または三和さん) 11 三和さん(またはネジ子さん)
最初のパターンだと、わたし的には、鈴子さんと三和さんがピンと来る。 他ふたりの違和感も、それほどでもない。 二番目のパターンだと、三和さんに違和感が……。
……ここはもう、賭けですね! 鈴子さんが01か06、どっちのパラレルワールドを選ぶか!
(ここでヤケをおこして一旦06を選び、迷いを振り切るためにツイッターに仮説を投稿、その後、その証明をしようとしているうちに、やっぱり違うらしいことに気づいて、更なるカオスに……)
*
このへんまでリアルタイムで日記書きながら推理してたのですが、その後、日記を書く暇がないまま推理を進めてしまい、このへんからは回想日記に。 なので、細かいことはいろいろ忘れてしまっています。ごめんなさい。
前回の日記の後、引き続き、鈴子さんが01である場合と06である場合、二つのケースを考え、その場合、他の人がどこになるかを考えるも、あちら立てればこちらが立たずみたいな状態に……。
だって、どの作品も、『こういう部分はAさんらしいがこの変換はBさん特有』『かなりレアっぽい一致があるのに、他のもっとありふれた部分がちょこちょこ違う』『Aさんの特徴を検出したと思ったらBさんにも同じ特徴があった』みたいなのばっかりで、全員が二つ以上の作品にそれなりに当てはまってしまう状態で、特に鈴子さんは三人くらいいるような……(^^;)
特に01は、鈴子さんとたいちさん、それぞれと、細かい合致がざくざく。 まさに三つ巴で膠着状態。
でも、じっくり読んでいるうちに、最初は内容的に鈴子さんっぽいと思われたこれが、だんだん、むしろたいちさんっぽく見えてきた……。
そう思えてきたきっかけは、鈴子さんにしてはヒロインがおとなしげでおしとやかだから。 鈴子さんのヒロインは、もっとこう、負けん気やガッツを全面に押し出してくるイメージ。 同じ熱でも、鈴子さんのヒロインは目の中に炎が燃えてて、空蝉のヒロインは胸の奥に埋み火を抱いてる感じ。
他にも、鈴子さんぽくない点として、文末に『である』がない。 鈴子さんは、ほとんどの作品で『である』を使います。 女の子一人称の時も使ってます。
そして、これ、あまりにも作風が違うから今まで気がつかなかったけど、よく考えてみると、どM道とテーマが近いような……? 才能があり性格も明るい弟を愛しながらも屈託を抱く、『兄弟のうち地味で目立たないほう』である兄の葛藤。 そして、たいちさんは、他にも、そういう劣等感とか鬱屈とか葛藤とかを、しばしば描いている。 そして、『私の闇がまた一段と濃くなった。』とか『私の中の澱をそっと乱す』とか『私の感情を陰らせる。』とかの繊細で丁寧な心理描写がたいちさんっぽい。 たいちさんのサイトからそんな感じの心理描写を引っ張ってくると、『僕の心を静かに溶かしていった』『濁っていた頭の沈殿物が一気に沈み』とか、テイストが似てませんか? あと、01に『ちりちりと胸が痛む』があって、たいちさんが『心がちくちくと痛む』を使ってたり。
でも、でも、じゃあ、これまで見つけた鈴子さんらしい物証は……?(@@;) 『誉める』(←褒めるではなく)という変換とか、あと、鈴子さんは『灯り』だけどたいちさんは『灯』らしいとか……。
悩んでいても埒があかないので、同時進行で、06と鈴子さん、三和さんも見比べます。 06と三和さんは、本当に一致点が多い! 作風も似たものを書いてるし(宇宙人潜入ネタが二作もあるのは逆に否定材料かもですが(^^;))、細かいところもいろいろと一致します。 算用数字も、三和さんもたまに使ってます。 でも、前回の日記でも書いたように、鈴子さんのほうが年齢的にふさわしそうだし、細かい部分の具体的な一致は多いかも。 (いずれも、その『細かい部分』はもう忘れちゃいましたが……。でも、けっこう「お!?」と思うような一致点もあった……はず!)
さらに並行して、三和さんとたいちさんと、一応ネジ子さんも含めて、11と見比べました。 もう、あっち見て、こっち見て、カオスです。
やっぱり、この11が一番のクセモノで、他の作品は、それぞれ『あの人もこの人も当てはまる』状態だったのに、11に限っては、だれもぴったり来る人がいない……。 みんな、少しずつそれらしいけど、少しずつ違うような……。
第一候補は三和さんなのですが(ただし鈴子さんが01だった場合)、でも、じっくり見てると、だんだん、やっぱりたいちさんでもおかしくないような気もしてきて……。 でも、たいちさんは01のような気もしてきたところだし……。 そして、(11に三和さんに似た文章を見つけた!)と思うと、そのあとで、たいちさんも実は似た文章を書いていることがわかったり。 (このへんは逐一書き留めておくべきでした! 今は『いろいろ』としか書けない部分も、その時には具体的に見つけてたのです!)
らちがあかないので、こうなったらもう、強引に当てはめちゃうしかないのでは? よーし、これだ! (←もうヤケ)
F01 空蝉ばかりが残された 碓地海さん F02 名前のない色 佐倉愛斗さん F03 鐘山に迷う すずさん F04 子連れ天使 jijiさん F05 異説クリュタイムネーストラー 茅さん F06 イ●カに●った●年 鈴子さん F07 光の真実 財油雷矢さん F08 ねがはくは花のもとにて... ネジ子さん F09 虹色クジャクと北の森 百里芳さん F10 聖泉鏡 西禄屋斗さん F11 空の歌を捧げる歌姫の最後 三和スイさん
そして、仮説ありきの証拠探しを……。
……が、自分が立てた仮説を証明するための、仮説ありきの証拠探しをしているうちに、やっぱり、どうしてもこれでは合わない気が……。 やっぱり、この四人と四作の組み合わせが、そもそも間違っているのか!? 曽野さんの言うとおり、西禄屋さんがここに混ざるのか!?
しょうがないので、ここで、ずっとナシだと思ってた鈴子さん=10説を再検証してみることに。 そしたら、げげ……ナシだと思ってた鈴子さん=10、アリかも……。 鈴子さん、三人いるんじゃない!? 鈴子さんが01を書いた世界と06を書いた世界と10を書いた世界、3つのパラレルワールドが必要だ……! 鈴子さんって、毎回、私の中で増殖するなあ……。 覆面のたびに毎回、『鈴子さん大増殖!』って日記に書いてる気がします。
10は、これまでも本当に西禄屋さんでいいのだろうかと、何度も見比べてきたのですが、見比べる度に新たな一致点が見つかり、やっぱり西禄屋さんでいいんだと思い直していたのですが……今回、鈴子さんのつもりで見比べてみると、今度は鈴子さんとの一致点が続々と……! (でも、その一致点は、西禄屋さんも共通のものも多いのですが)
10と鈴子さんのどこが合ってるかというと、『である』調の文体。(でも、これは西禄屋さんも同様) その他、細かい点がびっくりするほどいろいろ合ってたのですが、絶対覚えてられると思ってたのに忘れました!! 箇条書きにでもしておけばよかった! でも、とにかく、いろいろ一致。 でも、その大半は西禄屋さんも同じように一致!(笑)
それでも、どんどん見ていくうちに、これは、と思う物証が。 『口に出すわけには行かない』の『行かない』という変換。 これが、鈴子さんのところにありました。 それから『一ひねり』。『ひとひねり』でも『一捻り』でも『ひと捻り』でもなく。 別に珍しくはないだろうけどちょっと目についたこれが、鈴子さんのところにありました。 『ひょんなこと』もあったし、『〜すんな』『分かんねえ』みたいな撥音便も、鈴子さんとこでも見かけました(……はず。メモしそこねて見失っちゃったけど)。 極めつけは『ほわりと光を帯び』の『ほわりと』。 続く『光を帯び』も、『(目が)光を帯びる』という形で、鈴子さんちにもありました。
というわけで、鈴子さん=10はアリかもと思ったけど、かといって西禄屋さん=10説が否定されたわけでもない……。
なので、10が鈴子さんか西禄屋さんかを決めるために、西禄屋さんが他の作品に当てはまらないかを見てみることに。 候補は、さっきからずっと四つ一組で検討中の01、06、08、11。
01は、ないな……。 08は、内容的にはあるかもしれないけど、文章が違いすぎます。特に読点が違う。 11は、これもさすがにないでしょう……。 やっぱり、あるとしたら06か。
そして、06と西禄屋さんを見比べはじめると……出るわ、出るわ。 鈴子さん=10で出てきたのと同じくらい、続々と一致点が。 『〜こった』もあります。 違ってる点だと思った悲鳴も、西禄屋さんのサイトをさらに見ていくとバリエーションがあり、『キャーッ!』もあったので、別に否定材料にはならなかった……。 決め手は『喋る』。 特におしゃべりするという意味じゃなく、普通に『言う』とも言えるところで『喋る』を使うことが、西禄屋さんにはよくあり、06でも、その使用例が。
「あれを返してくれ」 相変わらずぎこちない南洋語で青年は喋った。
一箇所だけだから偶然かもしれないけど、これはわりと特徴的なのでは……? (と思ったら、たいちさんのサイトにもあったけど、無視(笑))
その他、いろいろあった一致点を、みんな忘れてしまったのが悔やまれますが、とにかく、見比べながら逐一(あーっ!)と思うのに十分だったことは確かです。 『蒼褪める』という変換は違いましたが(西禄屋さんは『青ざめる』)、鈴子さんも、たしか三和さんも『青ざめる』だし、普段そんな変換をしてる人はあまりいないと思うので、ここはフェイク、またはたまたまと解釈していいんじゃないでしょうか。 算用数字使ってる段階で、フェイクする気まんまんなのは明らかなわけですし。
このブロック、西禄屋さんを筆頭に、鈴子さん、三和さん、たまにたいちさんと、『ハッとした』『カッとなった』みたいな時にカタカナを使う人が大勢いるんですよね。 他のブロックにはあんまりいないのに! で、同じブロックに同じ特徴を持った人が大勢いる上に、参加作品の中にその特徴がはっきり現れている作品が少ないため、ブロック分けのせいで普通なら目立つはずの特徴があまり推理の役にたたないという現象が、ここでもまた……(T-T)
というわけで、ここへきて、西禄屋さんと鈴子さんが入れ替わり! 曽野さんがそうだと言ってからも、ずっと信じてなかったのに……信じてなくてごめんなさい! 曽野さんの言う通りでした! ソノトウリでした!! 曽野さんは正しかった! ザッツ・ライト!
そしたら、残りは01と08と11、たいちさんとネジ子さんと三和さん。 これは、それぞれ、ここまでの過程で有力だと思った作品(たいちさんは01でネジ子さんは08)でいいんじゃない?
三和さんに関しては、ほぼ消去法ですが、一応、最後に三和さん=11を検証しようとしたのです。 で、それなりの一致点をいろいろ見つけたのですが、たいていは、その後、確認してみると、たいちさんからも同じ特徴が検出されるんですよね(^^;) でも、これはたいちさんには無かった一致点が、『ふり向く』の『ふり』。 ここが平仮名なのは三和さんだけ(サイトに複数の実例あり)。たいちさんは『振り向く』と書く。
そんな些細な根拠しかないし、正直、作風的にこれがすごく三和さんぽいような気は、全くしないんだけど(むしろ、やっぱり06が、作風的には合いそうな気がする)、でも、他はもう埋まってたり合わなかったりで、他にいくところがないので、三和さんはここで!
というわけで、ファイナルアンサー!
F01 空蝉ばかりが残された 碓地海さん F02 名前のない色 佐倉愛斗さん F03 鐘山に迷う すずさん F04 子連れ天使 jijiさん F05 異説クリュタイムネーストラー 茅さん F06 イ●カに●った●年 西禄屋斗さん F07 光の真実 財油雷矢さん F08 ねがはくは花のもとにて... ネジ子さん F09 虹色クジャクと北の森 百里芳さん F10 聖泉鏡 鈴子さん F11 空の歌を捧げる歌姫の最後 三和スイさん
……もしかして、曽野さんと同じ? 私が遠回りして遠回りして辿り着いた場所に、曽野さんは最初っからいたんですね……。 他のブロックでも(それ以前の過去の覆面企画でも)たいがい思い知ってた曽野さんの偉大さを、あらためて思い知ったFブロックでした。
でも、今でも、01と鈴子さんの偶然とは思えない類似の数々は腑に落ちないし、三和さん=11はどうしてもあまりピンとこないから、11はたいちさんかもしれないしネジ子さんかもしれないという気がしてるし、西禄屋さんと鈴子さんは逆かもしれない気がするし、06を書いた人は西禄屋さんと鈴子さんと三和さんと、三人いるような気がしてなりません……(^^;) やっぱり、パラレルワールドを三つくらい作りたい……(^^;)
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